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南北鉄道事業が来年着工へ、「北朝鮮への一方的な求愛」との批判も―韓国メディア

配信日時:2020年4月28日(火) 23時20分
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27日、韓国・毎日経済によると、韓国政府は韓国と北朝鮮を結ぶ南北鉄道の連結事業「東海北部線」建設の来年着工を宣言した。写真は南北境界・板門店。

2020年4月27日、韓国・毎日経済によると、韓国政府は韓国と北朝鮮を結ぶ南北鉄道の連結事業「東海北部線」建設の来年着工を宣言した。

統一部と国土交通部は同日、猪津(ジェジン)駅一帯で「東海北部線推進記念式」を開催した。東海北部線は江陵(カンヌン)~猪津間110キロを結び、北朝鮮からユーラシア大陸まで鉄路を伸ばす礎を築くという南北経済協力事業の一つ。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は2018年4月の首脳会談で「板門店宣言」を採択し、京義(キョンギ)線・東海線鉄道と、北朝鮮の開城(ケソン)~平壌(ピョンヤン)を結ぶ高速道路を連結し近代化することで合意した。同年12月には開城で着工式も行われたが、現在は全てストップしている。

国土交通部の金賢美(キム・ヒョンミ)長官は、同部が年内に基本計画の策定と設計を完了させるとし、「来年末の着工に進めていくことを約束する」と話している。政府は2~3年内の完工を見込んでいる。総事業費は約2兆8520億ウォン(約2500億円)規模で、統一部の南北協力基金が投入される予定だという。

記事は「与党と文大統領が、金委員長との南北会談2周年を迎え、南北経済協力事業を進めたいという意欲を示した」と評している。しかし一方で、「金委員長の生死すら確認できていない状況」で、新型コロナウイルス問題への財政投入が必要とされる中、南北の連結が不透明にもかかわらず膨大な血税を投入することは「北朝鮮への一方的な求愛ではないか」という批判も出ているとも伝えている。

野党も「新型コロナによる経済的損失と社会的混乱が収拾できていない中、南北鉄道連結は急ぐべき課題なのか問いたい」という批判の論評を出している。しかし、国会議員総選挙で圧勝した与党と政府が、南北鉄道事業を第21代国会の開会と同時に押していく可能性が高いと、記事は指摘している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「国内景気は崩壊していってるというのに、北朝鮮援助に拍車をかけるんだな」「北に与えるカネがあるなら、国民のために使って」「韓国経済を駄目にしておいて、どうかしてる」「コロナのせいで国の負債が増え、節約しても足りない状況だというのに、北朝鮮にどんどん注ぎ込んでいいのか?」など、否定的な意見が殺到している。

また、「血税で完工したら、それで終わると思う?。今度は閉鎖をネタに脅されて、どんどん吸い取られていくんだよ」「南北を結んだって、北朝鮮の鉄道は古くて速度も出ない。鉄道全てやり直す必要がある。3兆ウォンでいいと見せかけて、どこまでもカネが必要になる」などのコメントも上がっている。(翻訳・編集/麻江)

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