ビル・ゲイツ氏「今は中国責任論を話す時ではない」=中国ネット「理解者だ」

Record China    2020年4月28日(火) 6時0分

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米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は26日、米CNNテレビのインタビューに応じ、新型コロナウイルスをめぐる同氏の見解を語った。

米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は26日(現地時間)、米CNNテレビのインタビューに応じ、新型コロナウイルスをめぐる同氏の見解を語った。

ゲイツ氏が妻と共に創設したビル&メリンダ・ゲイツ財団は新型コロナウイルス用ワクチンの開発に対して資金援助を行っているが、ゲイツ氏は「ワクチンの開発時間を縮めるのは非常に難しい。もしすべてがうまくいけば、1年以内には量産できるようになる。2年かかる可能性もある」と発言。アナウンサーが「比較的短い時間でワクチンを完成させる自信はあるか?」と聞くと、ゲイツ氏は「いいえ」と答えた。

また、新型コロナウイルスのパンデミックは中国の責任だとする、いわゆる「中国責任論」については、「今はその話を持ち出す時ではない。なぜなら、われわれが今やらなければならないことには何の役にも立たないと思われるからだ。中国は新型コロナウイルスの発生以来、多くの正しいことをした」「悲しいのは、新型コロナウイルスにうまく対応できると思われていた米国が、特にひどい対応をしたことだが、今はそのことを話す時ではない」「『中国責任論』は一種の妨害で、この中には多くの不正確なことや不公平なことが含まれている。今はまだこうしたことについて話す時ではない」などと語った。

中国メディアの頭条新聞が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でこれを伝えると、中国のネットユーザーからは「理解者だ」「これこそ良識のある実業家だ」「なぜゲイツ氏は米国の大統領選挙に立候補しないの?!」「中国共産党に入って」などと肯定的な声が寄せられた。

また、「ゲイツ氏は決して根本的な否定はしていない」「先に米国の新型コロナウイルスの流行を落ち着かせてから(中国責任論について)話そうと言っている」などと指摘する声も多く上がっているが、「彼は米国人だ。当然、中国の立場に立って話すことは不可能だ」「中立的な態度を取ったことはすでに素晴らしい」「十分だ」などとゲイツ氏の態度に理解を示すユーザーもいる。(翻訳・編集/毛利)

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