新型コロナ対策、米国には失望、中国には信服―インド教授

Record China    2020年6月8日(月) 9時0分

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4日、中国新聞網は、新型コロナウイルスへの対応で、「米国には失望したが中国には信服する」との記事を掲載した。写真は米国のスーパーマーケット。

2020年6月4日、中国新聞網は、新型コロナウイルスへの対応で、「米国には失望したが中国には信服する」とのインド・ゴア大学のParulekal教授の見解について紹介する記事を掲載した。

Parulekal教授は、「新型コロナウイルスが世界中でまん延する中で、世界は米国が大国としての役割を担い、疫病との闘いをリードすることに期待していた」と紹介。しかし、「米国の対応は人を失望させるものだ」と指摘した。

Parulekal教授は、「事実に反した陰謀論などで米国は自らをばつの悪い状況とした。これらの事実ではない言論は大量の科学や戦略情報機構によって反すうされている。選挙のある今年は、米国の政治家による中国攻撃が政治交渉の切り札となっている」と論じた。

その上でParulekal教授は、「米国は長期にわたって国際連合を操ってきており、国連組織を雇い兵のように扱う。最近、米国は世界保健機関(WHO)に対して未曽有の攻撃を仕掛け、世界中の衛生機構による協力によってウイルスと闘う必要がある時に脱退を宣言した」と指摘。これは米国にとって何の益にもならないだけなく、「他国からの蔑視と孤立を招き、日本やオーストラリアも含めてどの国も米国に追随していない」と批判した。

また、「消極的な感情がウイルスとの闘いにおける西洋諸国での問題というならば、指導者たちの無能とあきらめは感染拡大をさらに悪化させていると言える」とParulekal教授は分析。重症急性呼吸器症候群(SARS)を経験した東洋諸国は教訓を得ていたので準備ができていたとの論調は、「西側諸国の能力不足と準備不足を覆い隠そうとするものにすぎない」と指摘した。

さらに、「欧州連合(EU)は加盟国からの援助要請に応えることができておらず、イタリアやスペイン、ドイツなどはロックダウンを実施せざるを得なかった」とした上で「これよりひどいのが米国の状況で、フランスが中国に発注した医療物資を横取りしたほか、3M社に対してカナダへの人工呼吸器などの医療物資の輸出禁止までした」と米国の対応を批判した。

一方、「中国の新型コロナ封じ込めと経済回復は人を信服させるものだ」と称賛。「中国の新型コロナ対策を見ると、固い決意と周到な計画によって新型コロナに勝てるということが分かる」としている。そして、「一部の国のパニック反応や指導者たちの無策は、状況を悪化させるだけだ」と論じた。(翻訳・編集/山中)

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