エクササイズしたのに体重が増える!?専門家が正しいダイエットのこつを伝授

人民網日本語版    2020年4月24日(金) 13時0分

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エクササイズをしているのに、なぜ痩せるどころか、体重が増えてしまうのだろう?

「5キロ痩せたいと思い、エクササイズを始めた。有酸素運動と無酸素運動を毎日1時間半以上している。ところが、3週間で、体重が52キロから57.5キロに増えてしまった」。これは、中国で絶大な人気を誇るKOL(キーオピニオンリーダー)李佳[王奇]のライブ配信に出演した女優の金靖の悩みで、中国のネット上で大きな話題となっている。金靖の悩みに、共感を覚えているネットユーザーも多い。では、エクササイズをしているのに、なぜ痩せるどころか、体重が増えてしまうのだろう?江蘇省体育科学研究所の専門家・許浩氏に聞いた。揚子晩報が報じた。

爆笑エピソードに共感覚える人も多数

ライブ配信で、自身のダイエットをめぐるエピソードを語った金靖は、「新型コロナウイルス感染が流行していることだし、正直に言うと、元々体重は52キロだった。それで、がんばってダイエットすれば、47.5キロくらいまでは楽に落ちると思っていた。食べる量を減らしてダイエットするのではなく、健康的に自然に痩せたかったので、トレーナーに教えてもらうことにした」と語り始めた。

そして、「トレーナーに、エクササイズを始めたばかりの時は、逆に増えることが多いため、体重を測らないようにと言われた。それで、3週間エクササイズし、毎日有酸素運動と無酸素運動を1時間半から2時間した。また、空腹でエクササイズする時もあった。数日前、我慢できずに体重計に乗ると、57.5キロに増えていて、目が飛び出そうになった。3週間で、52キロから57.5キロに増えてしまった!」とその口調は次第にヒートアップ。

このエピソードを、多くのネットユーザーは楽しく聞いただけでなく、共感も覚えていた。あるネットユーザーは、「半年くらいエクササイズした。毎日2時間有酸素運動と無酸素運動をした。食べる物や飲む物にも注意し、料理をする時は油も使わなかった。それなのに体重は全然落ちなかった。そして、半年くらいして体重を知って目が飛び出そうになった。信じられなかったので、友達にぼやくしかなかった」と、金靖と同じような状況に遭遇したこと語っている。

科学的なダイエットのこつ

この現象について、許氏は、「金靖はどのようにエクササイズしたのか、有酸素運動と無酸素運動をどのようなアレンジのかは分からない」と前置きしたうえで、「一般的には、ダイエットのためなら、有酸素運動をメインにして、無酸素運動はサブの位置付けにするのが合理的」と説明する。

そして、「体重が増えたからといって、太ったという意味ではない」と指摘。「その時に注目すべきなのは体の成分の変化だ。例えば、一定期間エクササイズをすると、体の成分のうち、脂肪が少し減るものの、筋肉の量が明らかに増えていないなら、体重は必ず増えることになる。しかし、だからと言ってエクササイズに失敗したというわけではない。少なくとも、体のスタイルは以前より良くなっているはずだ。また、筋肉が増えると、長期的に見てもたくさんの益がある。力が強くなり、バランスもよくなるというのは言うまでもなく、代謝もよくなる。静止している人が二人いるとすると、筋肉の多い人のほうが明らかに代謝がいい。つまり、筋肉がつくと、太りにくくなるということだ」とした。

では、単にダイエットのためなら、どのようにエクササイズを計画すればいいのだろう?許氏によると、「世界では今、2種類のダイエット方法が広く認められている。1つは、高強度インターバルトレーニング。この方法なら1回に必要な時間も少なく、高い効果を期待できる。ただ、体力が求められるため、一般的には若い人に適している方法だ。もう1つは、よくあるダイエット方法で、中強度の有酸素運動を40分以上する方法。ダイエット効果を期待できる。もちろん、有酸素運動を、一定量の無酸素運動と組み合わせてすると、效果がさらに目覚ましい」としている。その他、先に有酸素運動をすればいいのか、無酸素運動をすればいいのかについて、「まず、短時間無酸素運動をしてから、長時間の有酸素運動をするのがベスト」とアドバイスする。

さらに、大切なこととして、「ダイエットしたいなら、絶対に食べる物に注意しなければならない。運動量が増えると、食欲も増して、体重が減るどころか、逆に増えるというケースもある。ダイエットしたいなら、飲食の量を変えずに、炭水化物の量を減らし、タンパク質を適度に増やすといい」とした。(編集KN)

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