米国の新型肺炎、インフルと誤診されていた可能性―米華字メディア

Record China    2020年4月25日(土) 8時0分

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23日、米華字メディア・多維新聞は、米国で新型コロナウイルスによる最初の死者発生時間が大幅に前倒しされ、流行初期に新型肺炎がインフルエンザと誤診されていた可能性があると報じた。写真は米国の電車。

2020年4月23日、米華字メディア・多維新聞は、米国新型コロナウイルスによる最初の死者が発生したとされる時間が大幅に前倒しされたことで、流行初期に新型ウイルス肺炎がインフルエンザと誤診されていた可能性をめぐる議論が起きていると報じた。

記事は、米紙サンフランシスコ・クロニクルの22日付報道として、カリフォルニア州サンタクララで21日に2~3月に自宅で死亡した市民3人を解剖した結果が発表され、生前に新型コロナウイルスに感染していたことが判明したと紹介。これにより、2月29日とされていた米国初の新型コロナウイルスによる死者の発生時期は同6日に前倒しされることになり、死者である女性は1月初めにすでに感染していた可能性が高いとみられると伝えた。

そして、現地衛生当局の責任者が「詳細は調査中だが、解剖した3人は生前に地域コミュニティーで感染していたようで、具体的な感染源を特定することはできない。3人は死亡前に国外に出ておらず、他の感染者との接触もなかった。これは、われわれがウイルスを認知するよりもさらに早い時期に、われわれのコミュニティーにウイルスが伝染し始めていた可能性が高いことを示す」としたほか、3人の例は氷山の一角である可能性も高いとの考えを示したことを紹介している。

記事は、3人がいずれもインフルエンザのピーク期に死亡しており、同様にインフルエンザに似た症状を呈して死亡した人の調査は行われてこなかったとした。そして、多くの公衆衛生専門家が「早い時期に新型ウイルスで死亡した多くの人がインフルエンザで亡くなったと認識されてきた」と推測していることを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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