中国水泳協会は23日、競泳の孫楊（スン・ヤン）の名前が含まれた合宿参加者リストを破棄したと発表した。

ドーピング検査を妨害したとして今年2月にスポーツ仲裁裁判所（CAS）から8年間の出場資格停止処分が科された孫について、一部メディアが22日、東京五輪に向けた強化合宿の参加者リストに含まれていると報じた。

これについて、中国水泳協会は23日に声明を発表し、「世界アンチ・ドーピング規程では、CASの裁定があった日から孫楊はすでに出場停止期間に入っていることになる。（新型コロナウイルスの流行によって延長された）上告期限は裁定の執行に影響を与えるものではない」とし、先に発表されていた孫楊の名前が書かれたリストを含む当該文書を破棄したと説明した。（翻訳・編集/北田）