「2人目産むなら絶対に男の子!」、一人っ子政策緩和で薬や風水に頼る親たち―中国

Record China    2013年12月6日(金) 8時33分

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3日、中国政府が現行の一人っ子政策を緩和する決定を先月発表したことで、2人目の子供を希望する多くの親たちは男の子が生まれることを願っている。写真は中国の子供。

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2013年12月3日、ロイターによると、中国政府が現行の一人っ子政策を緩和する決定を先月発表したが、2人目の子供を希望する親たちの多くは男の子が生まれることを望んでいるという。4日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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中国政府は今年11月、夫婦のいずれか一方が一人っ子の場合、2人目の出産を認める決定を下した。これは出生率を高めることで、急速な高齢化が社会にもたらす経済的圧迫を和らげることが目的だ。これにより、現在毎年平均1600万人の出生人口が100万人増加することになる。

この政府の緩和策により最も恩恵を受けるのは都市部に住む30〜40代の女性だ。彼女たちは2番目の子供が男であることを切に願っている。ある夫婦は子安観音に参拝し、妊娠率を高めるために栄養のある食事や中薬を求める。「男の子の生み分け方法を教えます」という怪しげな医者までもがひっぱりだこだ。

ネット上で「妊娠を促すスープ」を販売している店主によれば、2人目を希望する夫婦の年齢層が比較的高いことから、妊娠しやすくなる薬への需要が急激に増えている。この店で販売しているスープの中には、当帰やスイカズラ、サンザシ、黒豆、卵といった妊娠率を高める効能があるとされる中薬が含まれている。

上海の風水師は「客は男の子が欲しい夫婦がほとんど。すでに娘がいるのだが、将来お墓を守ってくれる男の子がどうしても欲しいようだ」と話す。「後継ぎが生まれやすい」風水環境を整えるよう夫婦にアドバイスして、高額の謝礼を受け取っているという。(翻訳・編集/本郷)

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