<防空識別圏>もしも米国という存在がなかったら…=「米国は中国を“守っている”」―香港メディア

Record China    2013年12月4日(水) 17時24分

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4日、環球時報の報道によると、香港メディア「アジア・タイムズ・オンライン」は2日、中国が防空識別圏を発表した時、米国という存在がなかったらどうなっていたかとする記事を掲載した。

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2013年12月4日、環球時報の報道によると、香港メディア「アジア・タイムズ・オンライン」は2日、中国が防空識別圏を発表した時、米国という存在がなかったらどうなっていたかとする記事を掲載した。

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中国では多くの人が、「米国がアジアで存在感を示していることで、中国の政治と経済の発展を阻害している。隣国の過激な言動は米国という後ろ盾がいるからこそで、米国の支持がなければこれらの国はアジアにおいて重要な地位につく中国を受け入れる」と考えている。このような考えを持つ中国人は、米国が衰退し一刻も早くアジアから撤退することを願っているが、それは間違った考えだ。

中国人のこのような考えは、現代における国と国の関係性を理解しておらず、皇帝が支配する時代の古い思想のままである。仮に米国がアジアから撤退したとしても、全ての国が中国の覇権を認めることはありえない。なぜなら、米国という抑止力がなければ、中国が公平で有効的に地域の問題を解決するとはだれも信じないからだ。

防空識別圏を例に見てみると、米国の存在がなかったとしても、日本あるいはインド、ベトナム、ロシアのいずれかの国が中国に公然と抗議したことだろう。当然中国は抗議した国に制裁を加えると考えられ、収拾がつかない局面に発展しやすい。これからも分かるように、このような状況において米国の存在はアジアにとって重要で、その存在は中国を抑えるとともに中国を守っているといえる。米国が中国を必要とする以上に中国にとって米国は重要な存在である。

米国が中国の台頭を抑え込みたいのなら、軍隊をアジアから撤退し、中国の周辺国に武器を輸出すれば事足りる。こうすれば、米国は数十億ドルの軍事費を節約できるだけでなく、武器の輸出により懐も潤う。米国の存在がなければ、アジアでは軍拡競争が勃発し、最終的に大規模な戦争が起きる可能性もある。そうなればアジアから平和は消えうせるだろう。(翻訳・編集/内山

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