【CRI時評】武漢ウイルス研究所への米国の喧伝はナンセンス

CRI online    2020年4月21日(火) 21時55分

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米国のフォックス・ニュースは19日、「新型コロナウイルスが中国科学院武漢ウイルス研究所に由来するものだ」と称し、米国はこれについて全面的な調査を行うというニュースを流した。 フォックス・ニュースは最近、武漢ウイルス研究所を繰り返してターゲットにしているようだ。先日、ある記者会見...

米国のフォックス・ニュースは19日、「新型コロナウイルスが中国科学院武漢ウイルス研究所に由来するものだ」と称し、米国はこれについて全面的な調査を行うというニュースを流した。

 フォックス・ニュースは最近、武漢ウイルス研究所を繰り返してターゲットにしているようだ。先日、ある記者会見の場で類似の問題を持ち出し、トランプ大統領は武漢ウイルス研究所から漏出したのかどうか「徹底的に調査する」と答えた。周知のように、フォックス・ニュースはトランプ大統領の「熱狂的ファン」だ。こうした自作自演、なれ合いの「政治的猿芝居」は世論の焦点を米国の政策立案者の感染症への惨憺たる対応からそらし、感染症発生の責任を中国に押し付けようとするものに他ならない。

 こうした攻撃は主観的な憶測と不条理な推論に満ちており、いかなる事実にも基づいていない。事実、新型コロナウイルスによる感染症の発生以来、武漢ウイルス研究所は一貫してウイルスの研究活動に専念してきた。研究所は中国が指定した三つの専門機関の一つとして、ウイルスのゲノム配列を世界保健機関(WHO)に公開しており、世界の国々が早期に検査方法を確定し、ワクチンを研究開発する上で重要な基礎を築いた。

 また、ウイルスはいったい自然発生なのか、それとも人工的に作られたものなのかについて、国際社会の科学界は既にはっきりとした判断を示している。WHOや多くの公衆衛生分野の科学者と専門家はおしなべて、新型コロナウイルスが研究室から漏出したものであることを証明する証拠はないと見ている。

 ウイルスの根源を探ることは科学的な問題だ。まさにWHOの関係者が先日指摘したように、中国はウイルスの発生源について多方面の調査を行っており、中国が調査を主導することは合理的だ。仮に米国がウイルスの起源問題を科学的に探求することに本当に前向きなら、中国と協力して調査を行うこともできるだろう。

 WHOのテドロス事務局長は20日、「最悪の事態が近づいている」と警告を発し、ウイルスを互いの対抗の道具、あるいは政治的得点を稼ぐためのチャンスとしてはならないと呼び掛けている。(CRI論説員)

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