拡大
17日、韓国・朝鮮ビズは、同国の詩人で尚志大学の金正蘭名誉教授が、15日の総選挙の結果に不満を募らせ、ソーシャルメディアに特定の地域をおとしめる内容の投稿をしたと報じた。写真は大邱市。
2020年4月17日、韓国・朝鮮ビズは、同国の詩人で尚志(サンジ)大学の金正蘭(キム・ジョンラン)名誉教授が、15日の総選挙の結果に不満を募らせ、ソーシャルメディアに特定の地域をおとしめる内容の投稿をしたと報じた。
記事によると、金名誉教授は16日、フェイスブックに同国南東部の都市・大邱(テグ)市を名指しし、「大邱は独立して日本に行かれてはどうか。所属の国会議員と自治体の首長たちを引き連れて」と投稿した。さらに、大邱にゆかりのある、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の創氏改名による日本名「高木正雄」の名を挙げ、「高木正雄の祖国・日本が腕を広げて歓迎してくれるだろう」などと書き込んだという。
15日に同国で開かれた総選挙で、大邱・慶北(キョンボク)地域では、保守系最大野党「未来統合党」の候補者が、25選挙区のうち24の選挙区で当選した。この結果を受け、金名誉教授が大邱市の有権者に不満を募らせ、問題の投稿をしたものと見られるという。
この投稿に批判のコメントが相次いだことから、金名誉教授は文章を削除し「大邱での選挙結果に関する私の発言に行き過ぎた点があり、謝罪する。大邱市民全体を指してのものではなかったが、軽率な発言だった」と謝罪文を掲載したという。
これに、韓国のネットユーザーからは、「民主主義国家でやることではない」「自分が支持する政党とは異なる政党の候補に投票したという理由で、このような発言をするのはおかしい」「自分の考え方だけが正しいという錯覚から抜け出せないようだ」などと批判の声が多く上がっている。
また、「浅はかだ。それでも名誉教授か」「このような考えの人が学生たちを教えて来たなんて…」「詩人であるなら、もっと自由で、柔軟な視点を持つべき」「詩人とは思えない文章を書いている」「こんな文章を投稿する人が知識人と言えるか?」などと金氏が詩人で名誉教授という立場にありながら問題の投稿を行ったことも、ネットユーザーの反感を買っている。
その他、「あなたのせいで(与党の)『共に民主党』は嫌われる」「(与党は)180議席も取ったのにまだ少ないと思っているの?全議席取れたら満足できるの?」などといったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/関)
Record China
2020/3/28
Record China
2020/3/26
Record China
2020/1/15
Record China
2019/12/9
Record China
2019/5/13