【CRI時評】ホワイトハウスでのメディア「連日砲撃」は何を意味するか

CRI online    2020年4月15日(水) 19時50分

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ホワイトハウスで13日に行われた記者会見で、CBSのポーラ・レイド記者が、米国政府が過去2カ月間に渡ってどのような作業をしたのか繰り返し質問したことで、米国のトランプ大統領は改めて記者に対する猛烈な反撃を行った。トランプ大統領は数日間に渡り、米国のメディアを「砲撃」し続けること...

ホワイトハウスで13日に行われた記者会見で、CBSのポーラ・レイド記者が、米国政府が過去2カ月間に渡ってどのような作業をしたのか繰り返し質問したことで、米国のトランプ大統領は改めて記者に対する猛烈な反撃を行った。トランプ大統領は数日間に渡り、米国のメディアを「砲撃」し続けることになった。

 ニューヨーク・タイムズが最近になり掲載した「ニューヨークの新型コロナウイルス病例の大多数は欧州からのもの…遺伝子が示した」と題する記事は、ニューヨークで発生した新型コロナウイルスの主要な経路は欧州からの渡航者によるとの見方を示し、さらに検査検出を積極的に実施していれば、米国ではより早くウイルスが発見されただろうと指摘した。そして、同報道はトランプ大統領に痛烈に批判されることになった。トランプ大統領はSNSに「さて、フェークニュースの『ニューヨーク・タイムズ』は、新型コロナウイルスは欧州起源であり、中国ではないとしている。『ニューヨーク・タイムズ』のような出来損ない新聞が、どこから情報を得たのだろう。実名を伴うニュースソースがあるのだろうか」と書き込んだ。

 「ニューヨーク・タイムズ」は、関連分野の専門家十数人による見解を証拠とした。これら専門家には、ニューヨークにあるマウントサイナイ医科大学の遺伝子学専門家であるハーム・バン・バンケル氏やニューヨーク大学のウイルス学専門家であるアドリアナ・ヘギーも含まれており、情報源は信頼できるものだ。

 「ワシントン・ポスト」は、「米国現政権は『フェークニュース』に新たな定義を加えた。それは『非常に正確だが、トランプ氏の名誉を損壊する報道』だ」と、急所を突いた指摘をした。

 「ワシントン・ポスト」と「ニューヨーク・タイムズ」は最近、長文の調査記事を次々に発表し、感染症に対する米国の予防・抑制活動を検証し、感染症が制御できなくなった責任は政府の指導力不足と感染症に対する対応不足と直言している。米国の一部メディアの報道が米国政府の「なすりつけ」のリズムを乱してしまったため、何とか失敗からの責任逃れをしようとする米国政府の敏感な神経を逆なでしたと分析する人もいる。

 米国政府には、感染症対策そのものに、すぐにでも精力を集中させるようにご忠告する。なぜなら、時間と命は永遠に取り戻すことができないからだ。(CRI論説員)

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