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新型コロナめぐり中国批判の「秘密文書」、その真相は?―独メディア

配信日時:2020年5月18日(月) 19時10分
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16日、独ドイチェ・ヴェレは、新型コロナウイルスの起源と中国のウイルス対策に関する秘密文書の真偽について分析する記事を掲載した。写真は武漢。

2020年5月16日、独ドイチェ・ヴェレは、新型コロナウイルスの起源と中国のウイルス対策に関する「秘密文書」の存在が浮かび上がったと報じ、その真偽、フェイクニュースや捏造(ねつぞう)である可能性について分析した。17日付で米華字メディア・多維新聞が伝えた。

ドイチェ・ヴェレは、「15ページの『秘密文書』の情報に関して、矛盾が尽きない」と報じた。記事は、ある独メディアが、米国、英国、カナダ、豪州、ニュージーランドの情報同盟、いわゆるファイブ・アイズの内部文書で「中国が世界における新型コロナウイルス感染症との戦争闘いを阻害し遅らせた」と非難したこと、トランプ大統領やマイク・ポンぺオ国務長官が「ウイルスが武漢の研究室から流出した多数の証拠がある」と述べたことを報じたと紹介。しかし、独の連邦情報局(BND)は連邦議会の議員に「このような秘密文書は存在しない」と通知したという。

記事は、「最も重要なのは、まず新型コロナウイルスが人工的に製造されたことを示す証拠はないということだ。これはほぼ全ての政府及び情報機関の立場だ。リチャード・グレネル米国家情報長官代行兼駐独米国大使は、この件に関して公式に声明を発表した。しかし、豪政府はわずか5%の低い確率ではあるが、もしかしたら誤って、あるいは事故によって武漢の実験室から流出したかもしれないと考えている。ただ、多くの科学者と政府はこのウイルスがコウモリから人間に感染したと考えている」と伝えた。

また、「豪州で出現した秘密文書には、武漢ウイルス研究所の新興感染症研究センターの石正麗(シー・ジョンリー)主任による数十年来の研究が記されている。『危険な研究』には言及しているものの、ウイルスが人工的に製造されたことや、事故により流出したことについては、いかなる具体的な証拠も示されていない」と伝えた。

そして、「この秘密文書は、『全世界が中国による情報隠蔽政策により、少なくとも一カ月の防疫時間の損失が生じた』ことには言及していない。これは一記者による勝手な解釈であり、ファイブ・アイズの情報局の秘密文書と同様、記者の『発明』だ」と主張。また、「豪メディアのデイリー・テレグラフが掲載した文章では、『秘密文書』との単語には言及していない」とし、文章の作者であるシャッリ・マークソン氏は「これは西側政府が提供したただの研究レポートだ」と述べたと伝えた。

記事は、「記者のミスや西側メディアの誤解により、『研究レポート』が『ファイブ・アイズ』各国の情報局秘密文書になった」と指摘。「広く知られている事実だが、書類の内容はいずれもすでに公開された情報源で、いかなる秘密情報もない。それ故、秘密文書とは言えない」とし、「豪州で関連文書が発表された後、英政府の職員は、この秘密文書について何も知らないと話した。まさに独連邦議会が受け取った通知のようなもので、BNDも協力者から同じような情報を得た」とした。

記事によるとBNDは、「おそらくこの秘密文書はミスか故意に捏造された偽物だろう」との見方を示しているという。(翻訳・編集/今泉)

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