コロナ患者治療する韓国の病院で排水管破裂事故、数十リットルの汚物が流れる

Record China    2020年4月15日(水) 11時50分

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14日、韓国・毎日経済は「新型コロナウイルスの感染者を受け入れているセブランス病院で、排水管の破裂事故が発生した」と報じた。写真はソウル・セブランス病院。

2020年4月14日、韓国・毎日経済は「新型コロナウイルスの感染者を受け入れているセブランス病院で、排水管の破裂事故が発生した」と報じた。

記事によると、事故が発生したのは、韓国の4大病院の一つであるソウルのセブランス病院。今月10日午前、病院本館地下1階の駐車場の天井に、外部に露出する形で取り付けられていた排水管が破裂し、約20分間にわたり数十リットルの汚物が流れ出た。当時、排水管のすぐ下には車両2台が駐車されており、そのうち1台に乗ろうとしたドライバーが汚物に接触する被害を受けた。詳しい事故原因は分かっていないという。

記事は「問題は同病院で2人の新型コロナウイルスの重症患者2人が入院治療を受けていること」とし、「新型コロナウイルスは排泄物からも感染することが分かっている」と説明している。専門家は「中国の研究によると、患者の大便を検査したところ約80%から陽性反応が出ており、ウイルスは大便で最長26日生存するものと把握されている。病院側はトイレと配水管管理をさらに徹底しなければならない」と指摘したという。

被害を受けたドライバーは「病院側の補償は洗濯と洗車費用だけで、精神的な部分は補償できないという立場。汚物が飛び散った事実について謝罪しただけで、新型コロナウイルスの患者がいる事実とそれによる懸念や謝罪については一切言及しなかった」と主張しているという。

これを受け、韓国のネット上では「コロナだけが問題?排せつ物を通じて感染する腸炎の患者もいるだろうし、他の感染病患者も多いはず。それなのに洗車費用だけ補償?おかしい」「病院内の汚物でしょ?コロナじゃなくとも十分に気分の悪い事件」「病院の対処には理解できない」と病院側の対応に批判が集中しており、「訴えるべき」「管理監督が行き届いてない。事故に対する心理的ショックへの補償があるべき」と主張する声も上がっている。

そんな中、一部からは「おそらくコロナの患者は単独の建物内に隔離中。今回の事故は本館の駐車場で起きたことでしょ?」「コロナと関係ないのでは?単なる施設の問題だ」とのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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