黒竜江省が中国の新型コロナ“捲土重来”防止の最前線に―米メディア

Record China    2020年4月15日(水) 23時0分

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13日、米ボイス・オブ・アメリカは、ロシアとの国境がある中国黒竜江省が新型コロナウイルスの逆流を防止する最前線となっていると伝えた。写真は中ロ国境。

2020年4月13日、米ボイス・オブ・アメリカは、ロシアとの国境がある中国黒竜江省が新型コロナウイルスの逆流を防止する最前線となっていると伝えた。

記事は、中国国家衛生健康委員会の公式サイトによると、4月12日の新たな新型コロナウイルス感染者数が108人となり、このうち98人が海外からの流入で、10人が中国国内だったと紹介。この10人のうち7人が黒竜江省だったほか、108人という感染者数は3月5日以来の多さだという。

その上で記事は、「新型コロナウイルスを基本的に抑え込んだ後、中国は制限を緩めて経済を元に戻そうとしているが、海外からの逆流が増えていることで、感染拡大の第2波になることを心配する声がある」と伝えた。

記事によると、98人の感染例のうち約半数がロシア極東連邦管区から帰国した中国人で、黒竜江省のイミグレーションから中国に戻ってきたのだという。黒竜江省のイミグレーションは現在中国人に対してのみ開放されていて、ロシアが中国へのフライトを停止して以降、陸路での帰国が中国人にとってベストな選択肢になっていると記事は伝えた。

記事は、「ロシアとの国境に近い都市はコントロールを強化し、より厳格な隔離を実施している」と紹介。ハルビン市では、海外からの入国者は全員28日間の隔離検疫およびPCR検査を義務付けていると伝えた。

国家移民管理局辺防検査管理司の劉海涛(リウ・ハイタオ)司長は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の一環として、中国ではすでに海外からの入国者数が90%減少していることを明らかにしたと記事は紹介。中国国境沿いの国で感染者数が増加しており、劉司長は「中国は不必要な国境通過ポイントを制限しているが、長い国境線には多くの山や川、道路があり、これは大きな挑戦となっている」と語ったという。(翻訳・編集/山中)

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