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中国、3月の輸出は引き続き低迷―専門家

配信日時:2020年4月15日(水) 9時40分
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13日、米ボイス・オブ・アメリカは、「中国の3月の輸出は引き続き低迷する」との専門家の意見を紹介する記事を掲載した。写真は上海のデパート。

2020年4月13日、米ボイス・オブ・アメリカは、「中国の3月の輸出は引き続き低迷する」との専門家の意見を紹介する記事を掲載した。

記事は、ロイターが発表した31人の経済学者による予測を紹介。「経済学者たちは新型コロナウイルスが世界中の需要を減少させており、中国の輸出の低迷は3月だけでは終わらないと分析している」と伝えた。中国の今年の経済成長は2%となる見込みで、これは過去40年余りで最も低い成長率だという。

また、「この2カ月はウイルスの流行で世界全体の経済が打撃を受けており、多くの国が空前の規模の経済対策を推し進めているものの、専門家らは『大規模な経済の停滞は中国および世界全体の貿易回復を遅らせることになる』とみている」と指摘。「貿易が厳しい状況にあることがこのような見方を強めるだろう。つまり、中国経済は今年第1四半期に1992年以来の大幅な減少となるだろうということだ」と述べた。

経済学者らは、中国の3月の輸出は前年同月比14%減、輸入は同9.5%減と予測(中央値)していたという。当局の14日の発表によると、同月の輸出(ドル建て)は6.6%減、輸入は0.9%減だった。

記事は、「新型コロナウイルスの感染拡大の初期に中国政府は厳格な移動制限を実施し、工場の閉鎖を命じた。従業員不足が起き、輸出業者は注文通りに発送できなかった」と指摘。その後、新型コロナウイルスの猛威は中国の貿易パートナーへと拡大したため、ますます多くの海外からの発注がキャンセルとなり、民営輸出企業は従業員を解雇していると伝えた。そして、「そう遠くない将来に工場の閉鎖もあるだろう」としている。

UBS証券の経済専門家・汪涛(ワン・タオ)氏は、「欧米市場の外部需要は3月に大幅に縮小した可能性がある」と分析。今月初めに発表した工場に対する調査の結果によると、3月の輸出受注数は減少し続けているという。そのため汪氏は、3月の経済活動が改善されても、第1四半期のGDPは前年同期比で10%減少するとの予測を示している。また、記事は、「中国経済が衰退期に入った可能性がある」との見方があることを伝えた。

このほか、雇用についても企業の操業再開に明らかな進展が見られていないことに加え、世界的な需要の減少で、中国は今年およそ3000万人が職を失うと予測するアナリストもいると記事は紹介。これは2008~09年の金融危機の時の2000万人を大きく上回ると伝えた。(翻訳・編集/山中)

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