韓国、総選挙前にコロナの検査数が減った?真相は…

Record China    2020年4月15日(水) 17時40分

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14日、韓国・ノーカットニュースは「国会議員の総選挙を控え新型コロナウイルスの検査数が減ったとの疑惑が出ている」とし、その真相について報じた。写真は韓国の選挙運動。

2020年4月14日、韓国・ノーカットニュースは「国会議員の総選挙を控え新型コロナウイルスの検査数が減ったとの疑惑が出ている」とし、その真相について報じた。

記事によると、騒動の始まりは、ある医師が先月にFacebookに掲載した書き込みだった。医師は「検査をしない、いやできないようにしている。総選挙前までは検査も陽性者も増えないだろう」とし、その理由について「以前は新型コロナウイルス感染が疑われる医師の所見があれば検査が可能だったが、今はCTやレントゲンで肺炎が確認されたら検査することになっており、また普通に検査を受けると費用16万ウォン(約1万4000円)を負担することになるため、お年寄りのほとんどが検査を拒否する。老人施設で感染者が出た場合は施設を処罰し、損害賠償を請求すると脅しをかけている」と書き込んだという。

これについて韓国政府は「医療機関の検査要請を削減した事例はない」と釈明しているという。

最近になって新規の感染者数が急激に減少し、疑いがある患者も大幅に減っているのは事実で、これについて韓国政府は「国民が社会的距離の確保を実践した結果であり、大規模な集団感染が静まったため」と分析しているという。

疾病管理本部のチョン・ウンギョン本部長は「疑いのある患者は申告されないケースが非常に多いため、1日に少なくとも1万5000件程度の検査が現在も行われている」と話したという。記事は「統計として発表される検査件数のほかにも、接触者・老人施設などの全数検査・海外入国者全数検査・隔離解除前の診断検査などを含めると毎日1万5000件程度の検査が行われているということ」と説明している。大韓医師協会のチェ・デジプ会長も「1日1万5000件ほどの検査が行われるため、政府が特定の意図を持って検査件数を減らしたとは考えられない」と主張したという。

これを受け、韓国のネット上では「疾病管理本部も違うって言ってるのに」「世界のどこを見ても自国に不利益な記事を書くメディアはない。韓国だけ」「なんとしても政府をたたきたいんだね。国民が頑張ったから感染者数が減った。韓国ファイト!」「総選挙前に検査を減らしたのではなく、他国の出入国を制限したよね?。韓国が日本のように検査できないようにしたら国民が黙ってると思う?。すぐにSNSにアップするよ」と疑惑に反論する声が上がっている。

一方で「文大統領の言うことが信じられる?」「国民は数週間前から社会的距離の確保をちゃんと守ってないけど?。それなのに感染者が減ったって?」「老人施設で感染者が出たら施設を処罰するって脅してるのに、積極的に検査を行う施設があると思う?。みんな黙ってるはず。総選挙後に感染者が増えるかも」と警鐘を鳴らすコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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