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「社会的距離の確保をやめたら感染者数は5万人」分析結果に韓国ネットは不満?

配信日時:2020年4月13日(月) 22時10分
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10日、韓国日報は「現時点で社会的距離の確保をやめた場合、新型コロナウイルス感染者の数が5万人に増える」との分析結果が出たと報じた。写真は社会的距離の確保を推奨する横断幕。

2020年4月10日、韓国日報は「現時点で社会的距離の確保をやめた場合、新型コロナウイルス感染者の数が5万人に増える」との分析結果が出たと報じた。

記事によると、韓国政府は同日、第1回生活防疫委員会を開催した。同委員会は、現行の高水準の社会的距離の確保を「持続可能なレベル」に切り替える案を模索する政府主導の「社会的協議体」だという。

委員会で国立がんセンター大学院予防医学科のキ・モラン教授は、同センターが前日9日に実施したシミュレーション(模擬実験)の結果を公開。それによると、韓国政府が先月22日から「社会的距離の確保」政策を行っている影響で、韓国国民の現在の社会的接触レベルは、新型コロナウイルス発生以前の25%まで減少した。さらに、疫学調査や大量診断検査で患者をより早く発見し、ウイルスの伝播速度を遅らせることができたことも要因として挙げられるという。

キ教授は「現時点で患者数は1万人余り(1万450人)を記録したが、これはシミュレーションの予測と合致する。3月のKTX利用客を計算すると前年の30%ほど」と説明。一方で、「社会的距離の確保を今すぐやめ、社会的な接触レベルが50%ほど回復したと仮定すると、わずか1カ月で累積患者が5万人にまで増えると予測される」とした。中でも、社会的接触の減少は新学期を遅らせたことによる効果が大きく、こうした措置が適切な対策なしに緩和されれば、「患者は急増しかねない」と指摘したという。

なお、同日の会議には保健福祉部の朴能厚(パク・ヌンフ)長官をはじめ、韓国消費者連盟のカン・ジョンファ会長、韓国疫学会のキム・ドンヒョン会長、翰林(ハンリム)大学江南聖心(ソンシム)病院感染内科のイ・ジェガプ教授、韓国保健社会研究院のチョ・フンシク院長など、各界から委嘱された委員18人のうち16人が出席したという。

これを受け、韓国のネット上では「家族や友達のため、もう少しだけ社会的距離の確保を実践していこう」と励ましの声が上がっている。一方で「外国人の入国を禁止したら感染者が10人台になるはず」「韓国国民はよくやってる。今は海外からの入国者の感染が問題じゃない?」「国民にこれ以上どうしろっていうの?政府が中国や海外からの入国を防がなかったからこうなった」と政府の責任を追及するコメントも少なくない。

また、韓国では15日に国会議員総選挙が行われることから、「4月9日は2349人検査して39人が陽性判定。4月10日は211人検査して27人が陽性判定。検査数が急に減ったのはなんで?」「事態が良くなっているわけじゃなくて、検査数を人為的に減らしてるから感染者が少ない。総選挙を狙って、検査を減らしている」「選挙後に急増するんだろうな」「選挙後に感染者が増えたら、また国民のせいにされるだろう」と指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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