“ジョーダン”商標裁判で中国企業が逆転敗訴=中国ネット「中国司法の進歩だ」「本物だと思ってた」

Record China    2020年4月9日(木) 18時40分

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8日、米NBAの元スター選手、マイケル・ジョーダンが、自身の中国語名である「喬丹」の商標権をめぐる裁判で、中国のスポーツ用品メーカー「喬丹体育」に逆転勝利したことが報じられた。写真左が中国企業のロゴ。

8日、米プロバスケットボールの元スター選手、マイケル・ジョーダンが、自身の中国語名である「喬丹(チャオダン)」(ジョーダンの音訳)の商標権をめぐる裁判で、中国のスポーツ用品メーカー「喬丹体育」に逆転勝利したことが報じられた。最高人民法院が同日付で中国の判決文公開サイト「中国裁判文書網」に判決文を掲載して明らかになった。

喬丹体育が製造しているシューズなどの商品には、「喬丹」のほか、シュートを決める瞬間の男性のシルエットなどが使われており、ナイキが公式にジョーダンの名前を使って製造している「エア・ジョーダン」との類似性がたびたび指摘されてきた。

ジョーダンは自身の名前が侵害されているとして2012年に起訴。一審、二審では「ジョーダン」は米国人の一般的な名字であることなどの理由で敗訴したが、ジョーダンは上告。2016年に最高人民法院が訴えの一部を認め、喬丹体育の「喬丹」の商標使用を差し止めたが、「喬丹」のピンイン表記である「Qiaodan」はジョーダンの名前を侵害していないとした。

今回の最終判決では、一審と二審の判決が取り消され、喬丹体育の「喬丹」や男性のシルエットの商標使用の差し止めが決まった。

中国メディア・頭条新聞が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でこれを伝えると、中国のネットユーザーからは、「公正だ!」「これは中国の司法の進歩だ」「早くこうするべきだった!」などと判決を支持する声が相次いで上がった。

一方で、「中国の喬丹は本物(のエア・ジョーダン)だと思ってた」という声に「ははは、私もです」と多くのユーザーが共感したり、「先月、喬丹体育の靴を買ったよ!まだ履いてない…(偽物だとは)知らなかった」などと嘆くユーザーもいた。(翻訳・編集/毛利)

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