武漢の封鎖解除における移動・訪問をめぐる8つのQ&A―中国メディア

人民網日本語版    2020年4月9日(木) 19時0分

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4月8日午前0時、湖北省武漢市の「都市封鎖」が解除された。写真は武漢。

4月8日午前0時、湖北省武漢市の「都市封鎖」が解除された。これはこれまで武漢に押されていた「一時停止ボタン」がようやく解除され、「再起動」することを意味する。では、「封鎖解除」とは何を指し、どのようなことに引き続き注意しなければならないのだろうか?人民網が伝えた。

1.武漢の「封鎖解除」とは?

武漢市の「封鎖解除」とは、武漢市外、湖北省外への移動ルート管理・コントロール措置が解除されることを意味し、交通機関による市外、省外への移動が秩序立てて回復することを指す。

2.武漢市外への移動が可能となるのはどんな人?

湖北省の健康コードの「グリーンコード」を手にした人は安全に秩序立てて武漢市外へ移動できる。

3.湖北省の健康コードの「グリーンコード」とは?

湖北省の健康コードとは、個人の健康をベースに、住民が自主的にオンライン上の「湖北健康コード登録システム」で申請し、同省の新型コロナウイルス流行に関するビッグデータ解析を通したチェックを受けたうえで、発行される専用QRコード(リアルタイム)だ。健康コードは黄色、赤、緑の3種類があり、緑のQRコード「グリーンコード」を持っていればそれを提示して各検査ポイントを通過できる。

4.武漢の「封鎖解除」により市内の全てのコミュニティーの封鎖も解除?

武漢の都市の門は開かれたものの、全ての警報が解除されたわけではない。4月8日に、交通機関を通して武漢市外に移動できるようになったものの、市内の全てのコミュニティーの封鎖式管理が解かれるわけではない。コミュニティーの管理・コントロールは依然として必要だ。

今月7日、湖北省は、各地に対してコミュニティーの管理・コントロールを引き続き強化し、出入りする人を厳格に管理し、身分の確認を必ず行い、情報を必ず記録し、必ず体温測定し、必ずマスクを着用して、コミュニティーの入り口で新型コロナウイルスの流入・流出を阻止するよう求める通知を発表した。

5.武漢のコミュニティーの封鎖式管理にはどのような調整が?

今月2日、武漢市新型コロナウイルス感染拡大防止・抑制指揮部は、「長期間効果を保つ感染拡大防止対策メカニズムを構築し、コミュニティーの封鎖式管理を継続して行うことに関する通知」を発表した。コミュニティーの封鎖式管理は以下のように調整された。

・封鎖式管理のさらなる最適化

これまで物理的に強制隔離されていた場所を適切に調整し、交通機関の回復や企業活動、操業再開の需要に合わせることができる。

・管理・抑制業務担当者の調整

管理会社の職員やコミュニティーの職員、住民自治組織などに委託し、長期間活動する対策業務チームを立ち上げる。

・さらにターゲットを絞ったスクリーニングの実施

必要な人員にターゲットを絞ってスクリーニングを実施する。ただし感染拡大への警戒を緩めてはならず、対策の要求、基準なども下げない。

6.武漢市や湖北省からの人々に対してどのように接すべき?

湖北省委員会の応勇書記は、荊州市で行われた広東省に向かう出稼ぎ労働者を送る壮行会で、「湖北省の省民は英雄で、ウイルスと闘い封じ込めるうえで、極めて大きな努力を払い、多大な貢献を行った」と語り、全国各地、全社会に対して、「湖北省の省民や湖北省の農産品への思いやり」を呼びかけた。

7.「封鎖解除」後、武漢市民が日常生活において引き続き注意すべきことは?

・外出時にマスクを着用すること

「封鎖解除」により感染の恐れが全くなくなったわけではない。現在も輸入症例が確認されており、外出時は必ずマスクを着用し、手洗いを励行しなければならない。

・人が多い場所を避けること

「封鎖解除」後、人の流動が増え、人員環境が複雑になる。そのため、ショッピングセンターや観光地、公園など、人が密集する場所に行くことはできるだけ控えなければならない。

・集まりや会食を控えること

「封鎖解除」後に親戚や友人と集まりたいことは理解できるが、会食はできるだけ避け、人が集まることで生じる感染のリスクを低減させなければならない。

・外出の回数を減らすこと

もともと春は感染症が流行しやすい季節であるため、不要不急の外出はできるだけ避け、感染リスクを低減しなければならない。

今月7日、湖北省は通知を発表し、住民に対して、不要不急の場合、コミュニティーや市、省から出ないようにと求めた。

8.他の省から武漢市に来る人が注意すべきことは?

別の省から湖北省や武漢市に来た人は各省の健康コード、または湖北省の健康コード「グリーンコード」があれば、省全域を安全に秩序立てて移動することができ、別の証明書(健康コードをどうしても申請できない場合を除く)、流動証明などを提示する必要はなく、訪問先の地域で検査表や受け入れ証明、車両通行証などを申請する必要もない。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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