何かと愛人が出てくる韓国ドラマ、一夫一婦制への抵抗か―韓国紙

Record China    2013年11月26日(火) 23時43分

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25日、韓国紙は「韓国ドラマはなぜ一夫一婦制を覆そうとするのか」と題したコラム記事を掲載した。写真は韓国ドラマ「私の名前はキム・サムスン」。

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2013年11月25日、韓国紙・朝鮮日報(中国語電子版)は「韓国ドラマはなぜ一夫一婦制を覆そうとするのか」と題したコラム記事を掲載した。

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韓国3大テレビ局が放送するドラマには頻繁に愛人が登場する。現在大ヒット中のSBS「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ―相続者たち」では妻と愛人が罵倒し合い、MBC「スキャンダル」では、建設会社社長の愛人が有名女優という設定。KBS「綺麗な男」では、ヤン・ミギョンが巨大コンツェルン総裁の愛人を演じ、MBC「金よ出てこい、さっと!」では2人の愛人が出てくる。

こうした状況下で、これまでに処分を受けたテレビ局もある。2011年にKBSが放送したドラマ「ロマンスタウン」では、正妻と愛人が同居する家庭を描いたため、韓国の放送審議委員会は社会秩序を乱したとの理由で、視聴者への謝罪と関係者の処分を通達した。

しかしながら、「一夫一婦制」社会に反発するようなドラマは依然として制作され続けている。その理由として、専門家は「ストーリーの発展に必要だ」と説明。「愛人」の出現で「腹違いの兄弟姉妹」が生まれることにより、出生の秘密や家族内の権力闘争などが描けるからだ。

こうしたドラマはどれも大富豪の家庭をテーマにしており、愛人の存在は権力と金銭の象徴になっている。梨花女子大学女性学教授の金恩実氏は「愛情ではなく、野心のために男性に束縛されている女性の、ゆがんだイメージが浸透した結果」だと指摘。「めかけ」や「めかけの子」といったセリフを常に聞いて育った子どもたちは、将来このような悪しき過去の風習を拒むことができるだろうか?「現代って、何王朝なの?」という視聴者の批判を、各テレビ局は謙虚に受けとめるべきだ。(翻訳・編集/本郷)

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