中国メディアの北京日報は6日、「新型コロナウイルスが半年以内に消えることはない」という専門家の指摘を伝えた。

記事によると、6日夜のテレビ番組に出演した中国人民解放軍総医院呼吸科の劉又寧（リウ・ヨウニン）氏は、「人類を病に至らせるコロナウイルスは7種類」と述べ、うち4種類は一般的な風邪にとどまると説明。他の2種類として挙げた重症急性呼吸器症候群（SARS）、中東呼吸器症候群（MERS）については「SARSの流行は半年。MERSは断続的に約2年間流行し、その後は人から人への目立つ感染はなくなった」とし、七つ目となる新型コロナウイルスは「半年以内に消えない」との考えを示した。

劉氏は「南半球、北半球で同時に発症している」と述べ、新型コロナは温度の影響をあまり受けないと指摘。また、「われわれの把握は全く足りていない。最大の望みはワクチンだ」と語った。（翻訳・編集/野谷）