中国駐米大使が米中団結を呼び掛け「責め合うのではなく協力を」―仏メディア

Record China    2020年4月7日(火) 15時40分

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6日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国の崔天凱駐米大使が米紙に「今は米中両国が互いに責めあう時ではなく、協力すべき時だ」とする文章を寄稿したと報じた。写真はニューヨーク・タイムズ本社ビル。

2020年4月6日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国の崔天凱(ツイ・ティエンカイ)駐米大使が米紙に「今は米中両国が互いに責めあう時ではなく、協力すべき時だ」とする文章を寄稿したと報じた。

記事によると、崔大使は寄稿した5日付ニューヨーク・タイムズの文章の中で「今この時、団結することが至極重要であり、民族主義や外国への差別をあおり立て、外国人や他民族をスケープゴートとする愚行にノーと言わなければならない」と述べた。また、「中国も新型コロナウイルスによる打撃を受けており、米国国民の苦しみもわが事のように感じている」とし、中国が苦しい時には米国人を含む世界各地の人びとから支援の手が差し伸べられ、今は中国がその善意に報いることを望んでいるとの考えを示したという。

崔大使はまた「感染拡大の中で、米中両国の間に不協和音が見られる」と指摘したうえで、「今は互いに非難しあっている場合でなく、団結と協力、相互扶助が必要だ」とし、中国政府が責任をもってウイルス感染関連の情報を伝えていること、米中両国の衛生当局や感染抑制の専門家が密接にコミュニケーションをとっていること、そして可能な限り米国を含む国に支援を行い、特に米国内の「震源地」であるニューヨーク州を重点対象としていることなどを明かしている。

さらに、世界の2大経済大国として米中両国は治療技術やワクチンの開発に向けた国際協力をリードし、治療薬物に関する技術の共有を模索して、世界の衛生ガバナンスの充実を推進していくべきだとしたほか、マクロ経済政策における協調を強めることも必要だとの見方を示した。(翻訳・編集/川尻

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