コンピュータのお告げを信じよ！株売買用ソフトが大人気

株式市場の爆発的な高騰を背景に、株式売買用のコンピュータソフトウェアの販売が順調だ。

株式市場の記録的な高騰を前にして、中国では今や誰も彼もが株式市場への投資を考えている狂躁状態となっている。僧侶まで証券市場に現れたなど、笑い話にも似た株にまつわるエピソードが毎日のように報道される。株売買のためのソフトウェアもこのエピソードの1つに数え上げることが出来るかもしれない。いたるところで目につく広告には「90％以上の確立で値上がり株を選択！50％以上の利益を保証！」などと景気のいい文字が並ぶ。ある業者を訪ねると、1本1万元（約15万円）もするソフトウェアが1日に100本以上売れるのだという。昨年末からの累計では10万本も売り上げたというから驚きだ。

市場関係者に話を聞いたところ、知識を持った人間が補助的に使うのならばソフトウェアも十分に有効だが、知識がない人間がソフトウェアだけを頼りに株で儲けようというのは難しいと語った。

知識のない一般投資家の大量参入は、株式市場の不安定化をもたらす恐れが高いと言われている。日々伝えられる狂躁の果てには何が待っているのだろうか？（翻訳/編集・KT）