海外の中国人コミュニティーで新型コロナ感染者が極めて少ない理由―専門家

Record China    2020年4月6日(月) 7時30分

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4日、中国メディアの澎湃新聞は、海外の中国人コニュニティーで新型コロナ感染者が少ない理由について分析する記事を掲載した。写真はニューヨーク・フラッシングのチャイナタウンにある飲食店のフードデリバリー。

2020年4月4日、中国メディアの澎湃新聞は、海外の中国人コミュニティーで新型コロナ感染者が少ない理由について分析する記事を掲載した。

記事は、フランスにある中国大使館が上海復旦大学附属華山医院の感染科主任である張文宏(ジャン・ウエンホン)氏を招き、オンラインで在仏中国人と交流を行い、新型コロナウイルスに感染しないためにできる予防法について語ったことを紹介した。

記事によると、張氏は「新型コロナウイルスは、一緒に食事をするだけで感染する可能性があり、それは相手が両親だろうと配偶者であろうと同じだ」と指摘。したがって「社会的距離」を保つことは感染予防に必要だが、家庭内で実行するのは難しいことだと語った。

その上で、「もし近所の人が感染したがそのことを告げない場合、あるいは無症状感染者だった場合、共用のエレベーターでどのように自分を守るか、良い方法がある」と紹介。その1つが「外出時はマスクをすること」で、海外で中国人がマスクをすると差別されることがあることを認めつつ、「エレベーターに乗る時にはマスクをし、降りるときに外せばよい」と提案した。

もう1つの方法は、エレベーターのボタンは安全ではないため「ようじか紙ナプキンを持ち歩き、ようじなどでエレベーターのボタンを押すこと」で、使用後は包んで捨てて、直接手で触れないようにすればよいと勧めた。

さらに、「何にも触れず、マスクをしていれば新型コロナウイルスに感染するリスクは非常に低い」とし、「外出したら鼻や口を決して触ってはならず、帰宅したらすぐに手洗いをすれば、近所の人から感染する確率は極めて低くなり、自分が感染しなければ家族に感染させることもなくなる」と指摘した。

張氏は「上海は人口3000万人だが、現在では感染者は300人ちょっとに過ぎず、これは上海市民が自宅に引きこもったからで、非常に幸運なことだ」とした。また、国外の多くの中国人コミュニティーでは新型コロナウイルスの感染者が極めて少なく、ゼロのところも少なくないのは、上記の点を実行しているからだとの見方を示した。(翻訳・編集/山中)

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