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23日、日本華字紙・中文導報は「日本人の柔軟性と非柔軟性」と題した記事を掲載した。写真は靖国神社。
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2013年11月23日、日本華字紙・中文導報は「日本人の柔軟性と非柔軟性」と題した記事を掲載した。以下はその内容。
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子供の頃、とても好きだった抗日小説がある。そこには、生死にかかわる状況下でも、軍の規律を守り抜こうとする日本兵の姿が描かれてあって、私は「日本人って、どこまでも頭が固いんだな」と思ったものだ。
実際に日本に来て、その小説通りの日本人に遭遇したことがある。私がいつも利用していた小さな商店では、私が250円の煙草を2箱買うのに、店主がいつも電卓を使用する。店主の妻も、その息子も必ず電卓を使った。
日本で暮らす多くの中国人は、電話会社やインターネットサービスの会社に電話をした経験がある。そこでは、担当者が変わるたびに、名前、住所、電話番号を繰り返し伝えねばならず、本来の用件にたどり着くまでに恐ろしく時間と手間がかかる。さらに外食しよううとすると、寿司が食べたかったら寿司屋に、ラーメンが食べたかったらラーメン屋に、焼き鳥が食べたかったら焼き鳥屋に行かねばならず、それらの食べ物を一度に食べられる場所がない。
こうした例を挙げると、日本人は融通が利かないように見えるが、それは裏を返せば、彼らの誠実さや真面目さ、規律遵守などを意味する。日本と日本人はその強固なまでの真面目さとたゆまぬ努力で、国際社会から高い評価を得てきた。日本人の非柔軟性をあえて表現するなら、「聡明な非柔軟性」が妥当だろう。
日本人の規律を守る性質が、彼らを中国に侵略させたといえる。当時を生きた中国の高齢者たちに日本人について問うと、多くの人が複雑な心情をのぞかせて「普通の日本人はみな友好的できちんとしていた」と話す。終戦のどさくさにまぎれて侵入してきたソ連兵の悪行を罵る彼らの態度とは、とても対照的で驚かされたものだ。
実際、日本人はとても聡明だ。日本の電化製品や自動車は、常に新しい技術を開発する努力を惜しまず、永遠に世界の新潮流の先駆けとなっている。日本の風俗業に従事している女性さえも、自己を高める努力を怠らない。
日本人の非柔軟性と聡明さは一見矛盾しつつも、日本人の本質を表している。日本人は融通が利かないように見えるが、それはとても小さなことがほとんどで、大局から見れば、日本人は絶対的に聡明で優秀なのだ。
日本人とビジネスをしたことのある人間は、「日本人のことは永遠に計り知れない」と思っている。彼らは非柔軟性を十分に利用して、決して引かず、最後には大きな利益を獲得していく。つまり、実は非常に融通を利かせているのだ。日本人はその聡明さを非柔軟性の下に隠しているといえよう。(翻訳・編集/本郷)
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