外国人の検査割り込み騒動、スタッフ「あの動画は編集されたもの」=中国ネット反発

Record China    2020年4月4日(土) 13時50分

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1日、中国山東省青島市で外国人男性がPCR検査の列に割り込み、「中国人は出て行け!」と叫ぶ動画が中国で話題になったが、翌日の現場スタッフの発言が新たな波紋を呼んでいる。

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1日、中国山東省青島市で行われたPCR検査の列に割り込んだ外国人男性が、後ろに並んでいた中国人が手に持っていた用紙を投げ捨てて「中国人は出て行け!」などと叫ぶ動画が中国で話題になったが、翌日の現場のスタッフの発言が新たな波紋を呼んでいる。中国メディア・頭条新聞が2日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)のアカウントで伝えた。

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動画では撮影者が「検査スタッフが『(外国人の)顔を立てよう』などと話した」と発言しており、中国のネット上で物議を醸していた。

中国メディアの新京報の記者が検査施設を取材したところ、担当者は「みんな1メートルの間隔を開けて並んでいたが、あの外国人たちが秩序を乱した。彼らは並ばなかったんだ」などと説明。「スタッフは割り込みを注意しなかったのですか?」と聞かれると、「注意しようにもできなかった。外国人があれだった(勢いがすごかった)ので」と話した。

また、別のスタッフは「当時、外で列を整理するスタッフがいなかった。受付の女性が一人と、(施設の)中に2人だった。人手が足りず、業務にミスがあった」などとする一方、物議を醸した動画については「あれは元の動画ではなく編集されたものだ」と話した。スタッフが割り込みを許容したかについては、「私たちはよく分からない。政府が調査しているから待ってほしい」とした。

なお、「中国人は出て行け!」と叫んだ外国人は、2日に直筆の文章で、「昨日の不適切な行動をおわびする」「失礼なことを叫ぶのではなく、冷静に話すべきだった」などと謝罪している。

検査スタッフの発言に対して中国のネットユーザーは、「重要なのは、外国人が割り込んだのか、中国人の用紙を投げ捨てたのか、『中国人は出て行け』と叫んだのか、ということだけ」「『中国人は出て行け』という言葉と、動画が編集されたかどうかは関係ない」「それなら完全な映像を公開して」「謝罪文も出た今、編集されたって言うの?」「こじつけすぎ」などと否定的なコメントを寄せた。

また、「みんな、(検査スタッフの)顔を立てよう」という皮肉めいたコメントにも多くの共感が集まっている。(翻訳・編集/毛利)

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