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22日、中国人の高級品を購入する力は予想をはるかに上回るペースで強まっている。写真は成田空港の免税店。
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2013年11月22日、中国人の高級品を購入する力は予想をはるかに上回るペースで強まっている。中国の高級品市場研究機関の財富品質研究院がこのほど発表した2013年の「中国高級品報告」によると、中国人の今年の高級品消費額は1000億ドルで、世界の高級品市場の半分を占め、今や世界最大のお得意さまとなっている。専門家の予測によると、今後も高級品市場はさらに成長し、消費者は徐々に理性的になって成熟し、「コストパフォーマンス」を考える消費の時代がやってくるという。人民日報海外版が伝えた。
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▽中産階級の購買力が旺盛
同研究院の調査研究によると、中国高級品市場には国内での消費と海外での消費の2種類があり、13年の国内消費は280億ドルに達して、前年比3%増加する見込みだ。海外消費はさらに増加して740億ドルに達するとみられ、両者を合わせると今年の高級品消費は1020億ドルになる。
今年の高級品市場にはさまざまな圧力がかかったが、通年の増加率は11%に達し、中国人が世界の高級品の47%を購入するとみられる。中国人は12年の欧米地域での高級品消費で約40%を担い、今年は中国本土以外の地域で80%を担うと予測される。
中国人の購買力が旺盛なのは、自国の経済が好転し、富裕層が急速に拡大していることが主な原因だ。中国商務部国際貿易経済合作研究院消費経済研究部の趙萍(ジャオ・ピン)副主任によると、中国の経済力がますます高まり、平均所得も増加を続け、中国人の消費への信頼感が向上している。特に中産階級は質の高い高級品を購入して生活の質を向上させることを願っているという。
中国人が高級品を買うのは自分で使用するためだけではなく、プレゼント用としても喜ばれている。こうしたニーズに対応するため、世界の高級ブランドは次々に中国市場に進出している。同研究院の研究によると、世界の高級品市場の伸びは、新たに登場した消費パワーの伸びや新しい市場、新しい店舗の増加が主な原因だ。大手高級ブランドは出店数を抑えているが、それでも13年の高級ブランドの平均店舗増加率は9%に達する。ある統計によると、12年には世界の主要高級ブランドが相次いで中国の大都市に進出した。北京、上海、広州などの都市の高級品市場はすでに飽和状態にあり、13年からは多くの高級ブランドが中小都市での発展を模索するようになった。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/TF)
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