オランダのオーディション番組で審査員が中国人出場者を蔑視―オランダ

Record China    2013年11月24日(日) 23時32分

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23日、オランダRTLテレビで放送された公開オーディション番組で、オランダ人審査員が中国人出場者をやゆし、物議をかもしている。写真は中国人出場者。

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2013年11月23日、環球時報によると、オランダRTLテレビで放送された公開オーディション番組で、オランダ人審査員が中国人出場者を揶揄(やゆ)したことが物議をかもしている。

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現地時間17日に放送された番組に、経済学と商学を学ぶ中国人の大学院生汪瀟(ワン・シャオ)さん(30)が出場した。汪さんが、これから歌おうとする歌はヴェルディの歌劇「リゴレット」だと紹介すると、オランダ人審査員のゴードン氏は、中華料理レストランでオーダーを取るかのごとく「どの歌を歌いますか?39番にライスをつけますか?」とからかった。さらに汪さんが歌い終わり、観客が盛大な拍手を送った後も、同氏は「驚くべき歌唱力」と評したが、「驚くべき」を表す(Surprise)のrの発音をわざとlの発音にし、「中国人はRの音を発音できない」と暗に揶揄(やゆ)した。

さらに同氏は、「実のところ、これ(彼)はここ数週間に私が出会った中で最も良いチャイニーズだけど、絶対にテイクアウトできないね」と「チャイニーズ」を「中華料理」のように表現したり、投票時には他の米国人審査員に対し「あなたは中華人民共和国に入れるの?」と言った。

同氏は、投票時には汪さんが舞台に残ることを支持したが、後にオランダ語で汪さんの顔立ちが中華料理レストランのウェイターのようだと皮肉った。米国人審査員は、同氏の汪さんに対する悪意に満ちた攻撃は極めてひどいものだったと語る。英「デイリーミラー」紙のコラムは、同氏の口から飛び出した民族蔑視を帯びたジョークは驚きだと評し、ソーシャルニュースサイトのレディットでは、不満を訴える投稿が1000件以上も寄せられた。

汪さんは昨年8月にヨーロッパの華僑テレビのど自慢大会で優勝したほどの歌唱力を持ち、今回の番組でのパフォーマンスも、オランダメディアに賞賛されている。(翻訳・編集/中原)

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