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キムチに対する世界の評価が変わった?韓国政府は日本の「偽キムチ」を警戒

配信日時:2020年9月22日(火) 12時0分
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17日、韓国・国民日報は、かつてはその辛さから外国人に敬遠されていたキムチだが、「最近は状況がガラッと変わり、世界でキムチが大人気になっている」と伝えた。写真はキムチ。

2020年9月17日、韓国・国民日報は、かつてはその辛さから外国人に敬遠されていたキムチだが、「最近は状況がガラッと変わり、世界でキムチが大人気になっている」と伝えた。

記事によると、明知(ミョンジ)大学食品栄養学科のチェ・シンシク教授は理由をいくつか挙げながら、一番の理由は「外国人もおいしく食べられるようキムチの味が変わった」こととしている。韓国料理のグローバル化が進められる中でキムチの味が変化し、キムチ製造会社も外国人の好みに合わせて味を変えてきているという。

ただ、人気の理由はこの一つだけではなく、「キムチと一緒に食べる料理が韓国ドラマや映画を通じて紹介されたことで、外国人がキムチの味を知るようになった可能性も高い」としている。映画「パラサイト 半地下の家族」に登場した「チャパグリ(2種類のインスタント麺で作る料理)」が有名になったことで、外国人もチャパグリと一緒にキムチを食べるようになり、単品で食べるとただ辛いだけに感じられたキムチのおいしさを知る、という例を挙げている。

世界のキムチ市場も急成長しているという。業界関係者によると、昨年の日本のキムチ市場は600~700億円水準で、2006年に比べ約2.7倍に拡大。米国のキムチ市場も15年以降、年平均24.6%ずつの成長をみせている。また、新型コロナウイルス感染症の拡大以来、キムチの免疫力アップ効果が注目されたことで一層人気が上がったという。

また記事は、人気の一方で、現地の会社が作る「偽キムチ」も出回っているとも指摘。日本のキムチ市場はシェア1~6位が日本の会社で、韓国キムチの割合は10%に過ぎないと伝えている。こうした現状を踏まえ、韓国政府は「キムチ宗主国」の名誉を回復するため、100%国産の原料だけで作った輸出キムチは「大韓民国キムチ」と表示できるよう、政策を進めているという。

しかし、専門家はこれに対し「最近はグローバル・ソーシングのため、原産地の概念が複雑だ」「全ての原料を韓国産に、というのはむしろキムチの国際化を妨害しかねない」と指摘している。また、トウガラシやニンニクなどは気候の影響を受けやすく、「100%国産とするには制約が大きい上、外国市場での価格競争力を確保できなくなる」との声も出ているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「キムチの国際化がなぜ必要なのか分からない。ドイツのザワークラウトや、日本のたくわんを、口に合わないのに食べろとしつこく言われたら不愉快にならないか?海外で好まれる韓国料理はたくさんあるのに、なぜキムチばかりを推すのか」「正直、韓国のインスタント麺とキムチは、韓国産うま味調味料の力が99%じゃないか」「まだまだ西洋の人はキムチを嫌っている。海外輸出?中国のほうが何倍もやって、もうけてるよ」など、「世界で人気」を疑問視する声が上がっている。

一方で「ロサンゼルスでは、韓国料理店で食事して、その店のキムチを買っていく外国人をよく見るよ。むしろ、キムチを食べない韓国人が増えている」との声も上がっている。

その他、「韓国は中国産キムチの輸入をやめるべき」「韓国の飲食店で出すのは9割以上、中国からの輸入キムチだよ…」「キムチ市場を中国や日本に奪われないよう、品質と広報に力を尽く必要がある」などの意見も見られた。(翻訳・編集/麻江)

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