<独占>新型コロナ感染拡大に耐える日々、「心の健康」をどう守る?

Record China    2020年4月4日(土) 9時30分

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中国ではこれまでに、新型肺炎の感染防止や生活のコツなどについての、専門家によるアドバイスが多く発表された。感染を防ぐだけでなく、「心の健康」を守ることも、とても大切という。

新型コロナウイルスによる感染症の流行を受け、中国では専門家による人々の実際の暮らしを考慮した上でのアドバイスが多く発表された。そこで、そのうちの一つである「感染症流行期、在宅の幼児を守るための指導」の内容紹介の第2回として、子育て中の家庭向けに書かれた「心の健康」を維持するための方法をご紹介する。執筆者は南京師範大学心理大学の教授で、中央政府の児童関連の事業を行うシンクタンク一員などとしても活躍する傅宏(フー・ホン)氏だ。

Q:感染症の流行期、恐怖心をどのように克服すればよいのでしょう?

新型コロナウイルスが引き起こす肺炎は、新たな未知の現象です。人とは、新たな未知の現象に遭遇した場合、恐怖心を引き起こしやすいものです。人とは同時に、学習や適応によって、最初は恐れていた事物を恐れなくなるものです。恐怖とは実際には、自らを守るためにある程度まで役立ちますし、生物の個体として環境に適応するための一種の方式なのです。「恐怖」という現象を利用して、感染症の流行期に発生する心理的な圧力に、よりよく対応することもできます。

1.デマを信じない、理性的な認識をする

人類は最初、新型コロナウイルスについて全く無知でした。そして極めてわずかな知識から出発して、徐々に理解を含め、現在では法則性をかなり多く把握しました。公式発表される情報から感染症についての情報を入手して客観的に理解してください。デマに耳を貸してはなりません。

2.備えあれば「患い」なし、積極的な予防を

各種の防護措置を実行し、個人としての防護を強化してください。感染源との接触遮断に実効性を持たせ、感染の機会を減らしてください。

3.科学を信じ、自信を失わないでください

これまでの歴史を通じて、科学の力は、私たちが多くの病魔との戦いに打ち勝つための助けになってきたことが証明されています。感染症との戦いでは、自信と希望をしっかり持ち、将来の明るい光を信じてください。

Q:いつも、自分が新型肺炎に感染したのではと心配になってしまいます。どうすればよいのでしょう?

感染症流行期には、恐怖の心理の影響で、どうしても「自分は病気になったのでは」という心理状態に陥ってしまう人がいます。「これは情緒的な影響だ」と認識し、同時に科学的な方法で対応してください。

1.積極的防御を

科学的手段で、自らを防御してください。外出はできるだけ控え、外出時にはマスクを着用してください。自分自身の衛生維持に注意し、人が集まる場面を避けてください。

2.警戒を維持してください

感染症の流行期には、感染の可能性がある疾病についての警戒を維持してください。体温を測定し、過度にならない範囲で自分のからだの状況を理解してください。異常があった場合にはすぐに、医療関係者の支援を得てください。

3.適度のリラックスも大切

音楽を聴いたり深呼吸をするなどで心身をリラックスさせ、理由のない憂慮や心配を軽減してください。

4.生活の計画を立ててください

感染症の流行期には、家事など生活のための作業を計画的に行い、規律正しく生活し、生活の質を向上させてください。(提供/江蘇鳳凰教育出版社、翻訳・編集/如月隼人

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