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日韓の新型コロナ対策、特徴はどこに?―中国メディア

配信日時:2020年5月17日(日) 9時0分
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中国メディアの海外網は11日、「日韓の新型コロナ対策、特徴はどこに?」と題する評論記事を掲載した。写真は新橋SL広場にある新型コロナに関する看板。

中国メディアの海外網は11日、「日韓の新型コロナ対策、特徴はどこに?」と題する評論記事を掲載した。

記事はまず、新型コロナウイルス対策として「ソーシャルディスタンスの保持」を続けていた韓国が、6日から「生活防疫」の段階に入ったと説明。韓国が徐々に元通りの状況を取り戻しつつあることに言及し、日本についても「対策は一定の成果を出したとみられている」と指摘した。

そして、「東アジアの国の突出した成果は広範な関心を呼んだ」と述べ、「アジアの国・地域が相対的に成功したのは行動が速かったためだ。その上、一連の斬新な政策も実施された」との認識を米ジョンズ・ホプキンス大学の伝染病専門家が示したと紹介。続けて、「日韓は政治制度や言語、文化面で違いはあるが、新型コロナ対策においては多くの似通った点がある」とし、「科学の法則の尊重」「政府のリーダーシップ」「集団主義」の3点について論じた。

「科学の法則の尊重」については、「日韓両国はいずれも科学の法則を尊重し、早い時期に思い切りよく措置を取った」と指摘し、日本では「医学界は中国の情報に基づき、新型コロナの研究を時機を逸することなく進めた。メディアは頻繁に新型コロナを取り上げ、予防意識を高めるよう人々に促した」といった動きが見られたことを説明した。韓国に関しては、検査キットの開発着手の速さなどを紹介。「新型コロナを一部欧米諸国が政治問題化するのに対し、東アジア諸国は感染症対策そのものに集中した。科学の法則の尊重を基礎とし、着実な措置を通してまん延を効果的に抑制した」と評した。

また、「新型コロナへの対応で、東アジア諸国の政府は比較的強いリーダーシップを示した」とし、「韓国政府はソーシャルディスタンシング、タイムリーなデータ公表、検査の大量実施など効果的な行動を迅速に起こした」と指摘。日本政府の緊急事態宣言、国民への10万円給付は「政府の積極的な職責履行を映し出すもの」と述べ、「特に日本社会は他人に迷惑をかけず、集団の求めに従うことを重んじる社会。緊急事態宣言に十分な拘束力はないが、一定レベルにおいて『都市封鎖』的効果があった」との説明を加えた。

最後の「集団主義」については、「東アジア文化の独特な集団主義、家と国に対する観念も重要な役割を果たした」と述べ、「個人、自由」が強調される西側社会に対し、東アジア諸国の価値観は「家族や国への重視、克己と自律の強調、大局への服従」が主流と指摘。「新型コロナでは日韓で人々の一致団結、社会全体の力を最大限に結集して感染症に立ち向かう様子が見られた」とし、一例として多くの民間企業が政府への協力を自覚し、積極的にマスクやアルコール消毒などを生産したことを挙げた。

記事は、「日本と韓国の方式に違いはあるが…」とした上で、「両国の共通点に基づいて総括される日韓モデルは、他の国・地域の感染対策に思考をもたらすかもしれない」と締めくくった。(翻訳・編集/野谷

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