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「新しいビジネス企画考える機会に」邱公館(北京)の荒木総経理

配信日時:2020年4月2日(木) 19時30分
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春節(旧正月、今年は1月25日)前後から急速に感染が広がった新型コロナウイルス。中国各地で春節休暇が延長され、学校は新学期開始を遅らせたり、オンライン授業に切り替えるといった対策がとられている。
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春節(旧正月、今年は1月25日)前後から急速に感染が広がった新型コロナウイルス。中国各地で春節休暇が延長され、学校は新学期開始を遅らせたり、オンライン授業に切り替えるといった対策がとられている。企業や工場も営業や操業開始時期の延期やテレワークへの切り替えを行い、2月下旬からは段階的に出勤や操業も始まっている。人民網ではこうした状況の中、中国で生活や仕事を続けている日本人を取材し、彼らの目を通して新型コロナウイルス影響下での日々を紹介していく。

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邱公館(北京)食品有限公司・荒木尊史総経理

「明けない夜はない、朝は必ずきます!皆さん頑張りましょう!」

コンビニ向けのパンを製造する邱公館(北京)食品有限公司の総経理だけでなく、北京市内の日本食レストラン数店の経営にも関わっている荒木さん。新型コロナウイルス感染拡大の影響による人手不足から、急遽自ら工場の生産ラインを手伝うことになった「第一線」で働く総経理だ。

製パン工場には大量注文、飲食事業は3月から少しずつ営業再開

春節を日本で過ごし、2月3日には北京へ戻ってきた荒木さんを待ち受けていたのは、新型コロナウイルスの影響を受け、コンビニ向けのパンを製造する製パン工場に入った日持ちするロングライフパンの大量注文。しかし、田舎に帰省した社員がなかなか北京に戻れなかったり、戻ってきても14日間の観察隔離期間が設けられていたため、深刻な人手不足に。そこで荒木さん自身も含め、事務所のスタッフも総出で生産にあたり、朝から晩まで工場でライン作業を手伝うことになったという。そんな「第一線」復帰に、「久しぶりのライン作業での立ち仕事は足腰にこたえた」と荒木さん。

一方、飲食事業は3月から少しずつ営業を再開しており、4月1日にはほぼ全店舗での営業再開を目指している。飲食店の予防・抑制対策としては、従業員や店内における衛生管理の徹底と強化はもとより、利用客には入店前に携帯電話のQRコード確認で直近の14日間を北京に滞在していたかを確認させてもらう措置を取っているという。

まとまった時間は有意義に?

「ここまでまとまった時間が取れる機会もあまりないので、新しいビジネス企画やプランを色々と考えたりして過ごしている」と経営者らしい一面を見せつつも、「時間がいつもよりあるのでユーチューブをみる時間もとても増えた。有益な情報も多く、引き続き視聴する機会が増えそう。ただその弊害でだらだら飲酒する悪習がついてしまったので、いまは禁酒中」と苦笑い。

また、通っているジムが閉鎖されてしまったので、急遽ネットでバーベルセットを購入してトレーニングに励んでいるほか、週末は2万歩を目標に市内観察を兼ねた散歩を新たな日課にし、登録している友達の歩数がランキングされる微信(WeChat)の機能を使い、ゲーム感覚で楽しんでいるとした。また精神的にも、「あまり神経質にならないよう、マイナス方向に物事を考えないようには注意している」という。

荒木さんから中国の皆さんへの応援メッセージ

明けない夜はない、朝は必ずきます!皆さん頑張りましょう!また、現時点での情報ではすでに武漢よりも海外からの輸入症例が増えている状況です。そして世界的に感染拡大が広がっていますので、是非、中国の皆さんにはコロナウイルスを抑え込んだ経験と知識を世界と共有し、早期の収束に向けて力をかしていただければと思います(文・玄番登史江)。

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