中国、男女比不均衡で貿易黒字拡大―米誌

Record China    2013年11月24日(日) 1時0分
facebook X mail url copy

拡大

21日、中国の巨額の貿易黒字は男女比の不均衡と一定の関連性があるという。写真は広州の住宅展示場。

(1 / 2 枚)

2013年11月21日、環球時報によると、米誌ビジネス・インサイダーは19日、男女比の不均衡が中国の貿易黒字を拡大させる可能性があると報じた。中国の巨額の貿易黒字は男女比の不均衡と一定の関連性があるという。

その他の写真

数十年にわたって一人っ子政策を続けたことや男尊女卑の思想により、中国の男女比はすでにバランスを欠いた状態で、女性よりも男性の方が多い状態になっている。全米経済研究所(NEBR)の出版した中国経済に関するガイドブックでは「男女比の不均衡が中国の高い貯蓄率を支える要因の1つとなっている」と指摘している。

希少価値が高まった女性はこれまで以上に男性を選り好みするようになっている。結婚相手としての男性は高い教育水準や安定した収入だけではすでに不十分で、これに加えて不動産も持っていることが最低限の条件となっている。

こうした男女比がアンバランスとなった状態は結果的に若い男性やその両親の貯蓄率を引き上げている。結婚のための競争力を高めるためだ。同じような理由が企業の預金も上昇させている。銀行から融資を受けにくくなったことで、企業の運営・成長のための資金を確保するため、新興企業家や中小企業は自分の力に頼るほかなくなっている。

ある専門家は中国の経常黒字のうち3分の1がこうした原因によるものだと指摘。男女比の不均衡は今後10年は悪化し続けるとみられることから、そうした原因による貿易黒字は短期間内に解消されるとは考えられないとしている。(翻訳・編集/岡田)



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携