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「南北統一必要ない」と考える韓国国民が増加、その理由は?

配信日時:2020年4月7日(火) 7時0分
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3日、韓国・ソウル経済は、同国と北朝鮮の南北統一について「必要ない」または「不可能だ」と考えている韓国人がこの1年間で増えたと報じた。写真は韓国。

2020年4月3日、韓国・ソウル経済は、同国と北朝鮮の南北統一について「必要ない」または「不可能だ」と考えている韓国人がこの1年間で増えたと報じた。

記事によると、韓国・大統領府直属の統一諮問機関である民主平和統一諮問会議は、3月27~28日に全国の成人男女1000人を対象に「第1四半期(1~3月)国民統一世論調査」を実施。調査の結果、「統一が必要だと思うか」という質問に「必要だ」と答えた人は69.2%、「必要ない」と答えた人は28.7%だったという。調査は四半期ごとに行っており、南北統一が必要だとする回答は、昨年の第1四半期の76.2%から徐々に下落して、この1年で初めて70%を下回ったという。

また、南北統一の時期を問う質問は、「10年以内」が21.2%、「20年以内」が18%。「不可能だ」とする回答は24.5%で、昨年の第1四半期(20.9%)に比べ3.6%増加したという。

今後の南北関係の展望については、「良くなる」とする回答は40.3%で、昨年の第1四半期の55.3%から急落。「変化がない」との見通しは47.4%で、昨年第1四半期の30.7%から大幅に増えたという。

また、「北朝鮮を協力・支援対象とみなす」との回答は1年前よりも減少した一方、「警戒・敵対対象とみなす」との回答は増加したという。

記事は、「このように南北統一に対する認識が1年で否定的となったのは、昨年2月末に開かれた米朝首脳会談が決裂した後、南北関係も硬直したためとみられる」と分析。その上で、「韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権は発足初期には相次いで首脳会談を行い、関係改善が期待されたが、この1年は特に進展はない状況だ。最近では北朝鮮側が韓国大統領府を批判する談話を発表したり、相次いで飛翔体を発射したりするなど緊張感が高まっている」と指摘している。

これに、韓国のネットユーザーからは「統一は不可能だ。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が権力を放棄するだろうか?」「今や北朝鮮は思想や生活、文化など全てにおいて韓国とは異なる別の国。無理に統一しても、韓国にとっては得るものよりも、失うものの方が多い」「独裁国家とどのようにして統一しろと言うのか」「統一は、北朝鮮の人民が自ら金正恩体制を倒した時に可能になる」「北朝鮮は主敵であり、協力対象ではない」「統一されなくても不都合なことはない」などと南北統一に否定的な声が多く上がっている。

一方、「統一こそ韓国が生きる道。10年後、人口が減ったら誰が食べさせてくれる?。北朝鮮の労働力が必要だ」「北朝鮮が正常な国家として変われば可能かもしれない」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/関)

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