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「中国は感染者数虚偽報告」の指摘に米専門家が反論=「中国のデータが信用できないなら…」―米メディア

配信日時:2020年4月2日(木) 17時10分
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2日、環球時報は、中国は新型コロナウイルスの感染者数などに関し虚偽の報告をしている、との指摘に対する米国の専門家の反論を紹介した。写真は武漢のボランティア。

2020年4月2日、環球時報は、米ブルームバーグ・ニュースの記事を引用し、中国は新型コロナウイルスの感染者数などに関し虚偽の報告をしている、との指摘に対する専門家の反論を紹介した。

米外交問題評議会(CFR)の世界衛生問題上席研究員の黄厳忠(ホワン・イエンジョン)氏は、「1月20日以降、中国は上から下までウイルスの深刻さを知るようになった。意図的に隠すあるいは報告数を少なくすることには何の意味もない」と指摘。「政策決定者は最も正確な数字を得て、最も正確な決定ができることを望んでいる。そうでなければ新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策を効果的に行えなくなる」と論じた。

中国はこれまで、感染者の定義を何度か変更しているが、「変更は透明なものだ」と記事は主張。例として2月13日に感染者数が激増したことを挙げ、「24時間で1万5000人の新たな感染者が報告されたが、これはCT検査での肺の映像で判定を下すことも含めたためで、中国はこの変化を受け入れた」とした。

黄氏は、「韓国の死亡率も中国のデータの正確性を裏付けている」と主張する。韓国の新型コロナウイルス感染者の死亡率は1%前後だが、中国も湖北省以外の死亡率はほぼ同じだとし、「このことからも、中国が意図的に少なく報告している可能性が極めて低いことが分かる」としている。

最近では、無症状感染者に関する問題が国内外の関心事となっているが、黄氏は「これは統計基準の問題であり、中国は単に無症状の感染者を単独で別の種類として統計しただけで、関係するデータを意図的に隠したわけではない」と説明。「中国は大量の濃厚接触者に対して隔離医学観察を実行しており、無症状感染者もそのほとんどが濃厚接触者である」との見方を示した。

黄氏は、「実際のところ無症状感染者をすべて探し出すのは極めて困難な事であり、中国のデータが信用できないというのであれば、世界中のすべての国のデータも信用できないことになる。正確な数字を出すためには全国民を検査する必要があるからだ。これはPCR検査のみならず抗体検査をすることも意味するが、それは不可能だ」と論じた。

その上で、「このような背景の中、ある国のデータがどれだけ少なく報告しているかを論じることに大きな意味はない。より重要なのは、その国ができる限りすべての感染者を探し出すという願いと能力を有しているかどうかだ」と語った。(翻訳・編集/山中)

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