韓国の富裕層、資産や収入はどれくらい?―中国メディア

Record China    2013年11月22日(金) 15時52分

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21日、世界的に話題となった韓国映画「雪国列車」では裕福な人々とそうではない2つの階層のコントラストが描き出されているが、現実の韓国の状況はどうなのだろうか。写真はソウルの街並み。

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2013年11月21日、人民網によると、世界的に話題となった韓国映画「雪国列車」では異常気象で凍りついた世界を生き残るため、走り続ける列車の最前列に乗る裕福な人々と、何とか最後尾車両に乗り込んだ人々という2つの階層のコントラストが描き出されているが、現実の韓国に生きる人々には、どのような階層が存在しているのか。韓国の富豪たちの資産や収入はどれほどのものなのだろうか。

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韓国放送公社(KBS)ニュースによると、韓国の中所得層の平均年収は2510万ウォン(約239万円)だが、長者番付総合トップ100人の平均年収は215億ウォン(約20億円)で、中所得層のおよそ860倍に上ることが調査で明らかになった。富裕層と貧困層の人数はそれぞれ総人口の20%ほどだが、富裕層の2012年における年収と資産は全体の半分以上を占めている。

収入額では、富裕層の平均年収は約1億400万ウォン(約993万円)で、貧困層の平均収入の13倍。資産額では富裕層の平均資産は7億5000万ウォン(約7146万円)で、貧困層の7.5倍となっている。その一方で、貧困層の数は年々増加の一途をたどっており、25%に近づきつつあるが、富裕層の数は増減が少なく、ほぼ一定数のままとなっている。

一人当たりGDPは過去20年間に4倍となったが、中所得層の人口比率は76%から69%に低下している。その最大の理由は雇用問題で、アルバイトや非正規雇用が増加し、貧困層に適した職が減少傾向にあるほか、貧困層が多く働いている製造業には安全面の不安やリスクが多いなどの問題が残っている。

貧富の格差を縮めるには政府による労働資源の配分や保障制度の充実化だけでは不十分であり、より多くの就労機会を生み出すと同時に、貧困層の就労能力を引き上げる対策を講じる必要があると、記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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