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WTO元事務局長「ウイルスは全世界共通の敵」

配信日時:2020年3月31日(火) 16時20分

世界貿易機関(WTO)の事務局長を務めたタイ人のスパチャイ氏は現地誌に掲載された署名記事の中で、「新型コロナウイルスは全世界の敵で、感染症に打ち勝つのは全人類が共に努力する必要のある偉大なる戦争だ。中国は世界の感染対策に貴重な経験を提供している。タイは中国の効果的な措置を参考にすべきだ」とした。スパチャイ氏はまた、アジアの感染の危機はその他の大陸よりも早く終息する可能性があるとみている。光明日報が伝えた。

同記事は、「新型コロナウイルスの感染は現在深刻な状況で、懸念されているが、これは望みなき戦いではない。感染症による損失の大きさは、過去の最も壊滅的な出来事と比較できる程に達していない。特に公衆衛生と科学の進歩を考えると、我々は最良の治療方法を見つけることができる。世界で今最も差し迫った問題はワクチンの開発で、世界各地で行われている。中国はすでにウイルスの遺伝子配列を解読しており、韓国は中国が発表した情報を利用し国民に向け感染対策の提案を行っている。また中国がイタリアの感染対策を支援するなど、関連する国際協力も展開されている」としている。

スパチャイ氏は、「中国は世界の新型コロナウイルスの感染対策に貴重な経験を提供している。中国は抗ウイルス薬によりタイの感染対策を支援している。世界保健機関(WHO)は専門家などを中国に派遣し、感染予防・治療の方法を調べるとともに、世界の感染ハイリスク国に提案を行った。中国の感染者はすでに大幅に減少しており、1日の新たな感染者は現在少なくなっている。中国の重要な経験はすべての国の参考になる」と指摘している。

同記事は、「タイの感染対策はさらに厳しくする必要がある。中国の最も効果的な措置を参考にし、個人レベルでは自らの活動を制限し、他者への感染を防ぐため外出を避ける。また高齢者などハイリスク集団の活動、出入国、都市やコミュニティ間の流動を制限するなど。こうした措置をタイ政府が参考にしており、厳しく実行し始めている。人々が協力すれば、新型コロナウイルスの蔓延をより良く抑制できる」としている。

スパチャイ氏は、「ウイルスとの戦いで勝利を収める自信がある。いつになるかを正確に言い当てられる人はいないが、アジアが先に危機を脱する可能性がある。中国、韓国、日本などのアジア諸国は感染対策で一定の成功を収めており、感染のペースが落ちている。アジアの感染の危機はその他の大陸より先に終息する可能性がある。世界的に見ると、感染対策で最も必要なのは各経済・社会組織の協力だ。特に研究を引き続き実施し、新型コロナウイルスを予防するワクチン及び新型肺炎の治療薬を早急に見つけ出すべきだ」と強調している。(編集YF)

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