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歯磨きをしなかったから…激高した母親に蹴られた6歳男児、内臓破裂で死亡―福建省

配信日時:2020年4月1日(水) 14時40分
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人民法院の判決文公開サイト「中国裁判文書網」は18日、福建省福州市で6歳の男児を虐待し、死亡させた母親の判決文を掲載した。写真は裁判が行われた永泰県裁判所。

人民法院の判決文公開サイト「中国裁判文書網」は18日、中国福建省福州市で6歳の男児を虐待し、死亡させた母親の判決文を掲載した。中国メディアの西南商報が30日付で報じた。

報道によると、羅(ルオ)被告は今年30歳で無職。2013年6月に男児を出産したが、18年9月から日常的に男児に対して怒鳴ったり体罰を与えたりしていたという。

19年5月7日の午後9時ごろ、福州市内の自宅で、羅被告は男児が歯磨きをせずに寝ようとしているのを見つけて激しく怒り、右足で男児の腹部を力を込めて蹴った。男児は二段ベッドの下側のベッドに倒れ、フレームで背中を打った。その後、立ち上がってぼんやりとした様子でベッドに寄りかかりながら羅被告が叱りつけるのを聞いていた。羅被告は男児が返事をしなかったため再度腹部を蹴りつけた。男児は再び下側のベッドに倒れた後、起き上がった。

その後、男児は歯磨きをして寝たが、8日午前0時ごろ、突然「寒い」と訴えた。羅被告は明かりを付けずに男児にお湯を飲ませた。男児が寝付けず、何度も寝返りを打っていたため、羅被告が男児の足に触れたところ、足が冷えていることに気付いた。何度も名前を呼んだが、男児は曖昧な返事しかできなかったという。男児は午前3時ごろに病院に運ばれたが、すでにバイタルサイン(生命兆候)は確認できず、救命措置もむなしく死亡した。

警察が検視したところ、男児の死因は腹部に受けた暴力によって内臓が損傷したことによるショック死だった。男児は心臓と肺が挫傷、肺と膵臓(すいぞう)が破裂していたという。翌日、羅被告は傷害致死罪の容疑で刑事拘留され、同月23日に逮捕された。

また、羅被告は15年12月31日に、児童を誘拐して売買した罪で懲役3年、罰金1万5000元(約23万円)に処されており、18年9月12日に刑期満了により釈放されたという。

一審で裁判官は、羅被告が故意に男児の体を傷つけ、死に至らせたとして傷害致死罪を認定。長期にわたって14歳未満の未成年に暴行を加えていること、犯罪の事実や性質、経緯と社会に対する影響などから、懲役15年を言い渡した。

羅被告は判決を不服として控訴。「しつけのためにしたことで、悪い習慣を正したかった」「決して悪意から子どもを傷つけたのではない」「事後すぐに子どもを病院に送った」などと主張した。

20年1月16日、福州市中級法院は審理後、事件の経緯が悪質なため、重刑を科す必要があるとした。裁判官は、一審の判決は正しく、刑の程度も適切であるとして原審を維持し、羅被告の控訴を棄却した。(翻訳・編集/毛利)

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