政府が用意した隔離施設のあまりの不衛生さに留学生が不満、中国ネットも今回ばかりは同情

Record China    2020年4月1日(水) 8時10分

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30日、中国の映像メディア・時間視頻は、海外から帰国した留学生らのために政府が準備した隔離施設があまりに不衛生で不満の声が出ていると伝えた。

2020年3月30日、中国の映像メディア・時間視頻は、海外から帰国した留学生らのために政府が準備した隔離施設があまりに不衛生で不満の声が出ていると伝えた。

記事によると、山西省太原市で海外から帰国した留学生のために政府が準備した隔離施設は入浴施設だった。隔離されている留学生によると、中の施設は「非常に不衛生」で、アレルギー反応が出ている人もいるという。留学生が撮影した隔離施設の様子を見ると、ベッドにはシミがついており、布団は黄ばみ、湯沸かしポットはさびている。

こうした不満の声に対し、入浴施設側は「隔離なので部屋には入れないため掃除はできず、掃除道具を渡せるだけ」としている。隔離施設を手配した当局は、「市内のホテル数には限りがあり、急な事だったのでやむを得ず入浴施設となった」と釈明している。

中国では最近、海外から帰国した留学生について、「隔離を拒否した」「隔離期間中に逃走した」といった報道が相次いでおり、ネット上では留学生に対する風当たりが強くなっていた。しかし、今回の騒動については「これは留学生側の問題ではない!」と擁護する声が多数だ。

ネットユーザーからは「せめて正常な環境を用意すべき」「まともな要求は満たしてあげるべきだ。強制収容所じゃないんだから」「入浴施設であることが悪いのではない。しかし、あまりに不衛生だ」など批判的なコメントが寄せられた。

また、「ホテルが少ない?。今は防疫期間中でほとんどのホテルが空だろうに」「自費で隔離なのにこの環境か。いったい指導者にいくら入るんだろうな」などと指摘する声も少なくなかった。(翻訳・編集/山中)

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