「健康証明」持って職場復帰した湖北人、4日後に陽性反応=中国ネット「湖北省解禁が早すぎたんだ」

Record China    2020年3月31日(火) 17時40分

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30日、中国メディアの澎湃新聞によると、健康であることを証明するQRコードを持って職場復帰した湖北省の男性が、4日後に新型コロナウイルス検査で陽性と判定された。

2020年3月30日、中国メディアの澎湃新聞によると、健康であることを証明するQRコードを持って職場復帰した湖北省の男性が、4日後に新型コロナウイルス検査で陽性と判定された。

記事によると、陽性反応が出たのは広東省恵州市で勤務する湯(タン)さん。湯さんは、1月28日に新型コロナウイルスに感染した妻の叔父と一緒に食事をしていたため、濃厚接触者として湖北省の実家で隔離されていた。その後、「湖北健康碼」(健康を証明するQRコード)を取得。3月17日に自家用車で広東省恵州市に戻り、22日から職場に復帰していた。しかし、勤務3日目に検査を受けたところ、翌日に陽性の診断が出た。本人には自覚症状はなかったという。湯さんに陽性反応が出たため、職場の同僚約60人が隔離されることになったそうだ。

湯さんが職場復帰した時の関連文書の規定では、湖北省からの職場復帰でも武漢市以外であれば検査や隔離の必要はなく、すぐに復帰できるとされていたが、現在では修正され、まず検査を受けることが定められたという。

このニュースに対し、中国のネットユーザーから「健康QRコードは人に偽りの安心感を与えるだけ」「湖北省を解禁するのが早すぎたんだ。北京以外の全国各地に散っている。無症状の感染者が出てもおかしくはない。これは非常に危険なシグナルだ」などのコメントが寄せられた。

また、「潜伏期間が1カ月ということか」「なぜ湖北省では新規感染者がこの数日ゼロなのだろう。湖北省から出ると陽性になるのか?」など、疑問の声も少なくなかった。(翻訳・編集/山中)

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