中国、新型コロナ肺炎患者の平均治療費は25万5000円―中国メディア

人民網日本語版    2020年3月31日(火) 13時30分

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中国国家医療保障局医薬サービス管理司の熊先軍司長によると、新型コロナウイルス感染による肺炎の治療費は平均1万7000元(約25万5000円)となっている。写真は武漢の病院。

新型コロナウイルス感染による肺炎が流行して以来、感染患者の治療費が多くの人の関心の的となっている。では、治療には平均どれほどの費用が必要で、誰がそれを負担するのだろう?中国国家医療保障局医薬サービス管理司の熊先軍司長によると、治療費は平均1万7000元(約25万円)となっている。

【質問】現時点で、医療保障システムは、中国全土の新型コロナウイルス関連患者の治療費として、どれほどの資金を支出したのか?病院に入院した患者の平均治療費は?

【熊司長】新型コロナウイルス感染が流行して以来、医療保障局は、中国共産党中央委員会と国務院の統一した計画を一貫して実行し、国民の健康を守ることを最重要事項としてきた。1月22日、同局は財政部に対して、感染が確認された患者や感染の疑いがある人など全てに対して、治療を優先し、費用請求は後回しにするよう明確に指示した。治療費は基本医療保険や大病保険、医療救助制度などの規定に基づいて支払われた後に、個人が負担した費用については、財政部が補助を支給する。

3月15日の時点で、31省(区、市)と新疆生産建設兵団の報告によると、中国全土の新型コロナウイルス感染者と感染の疑いがある人延べ9万3238人(複数回外来診察した患者の精算を含む)への精算を行い、その関連費用は総額で10億3960万元(約115億9400万円)、医療保障システムから6億7734万元(約101億6000万円)が支出された。中国全土で精算を行った感染患者は4万4189人で、費用総額は7億5248万元(約112億8700万円)、1人当たり1万7000元(約25万5000円)、うち、医療保険から支払われた割合は約65%となっている(残りの部分の費用は財政から補助が支給される)。

医療機関の立替の負担を緩和するため、医療保険経弁機構は、特定項目資金を前払いし、患者の治療にそれを当てている。今月19日の時点で、各地の医療保障当局が支出した資金は合わせて193億元(約2895億円)に達した。うち、湖北省は37億元(約555億円)となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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