安重根記念碑設置で安部首相にチクリ、中韓が抗日でタッグ(上)―米華字メディア

Record China    2013年11月21日(木) 6時0分

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19日、米華字メディア・多維新聞は「安重根記念碑設置で安部首相にチクリ、中韓が抗日でタッグ」と題した記事を掲載した。写真は安重根に関する資料。

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2013年11月19日、米華字メディア・多維新聞は「安重根記念碑設置で安部首相にチクリ、中韓が抗日でタッグ」と題した記事を掲載した。

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約100年前に日本の伊藤博文元首相を暗殺した朝鮮独立活動家・安重根(アン・ジュングン)が再び注目を集めている。日本の政府関係者は「暗殺が正当化されるなら、日本の初代首相として知られる伊藤博文や近代日本史に対する評価が歪められる」と指摘している。記念碑の設置予定場所が中国黒竜江省のハルビンであることも、日本政府の怒りに火を注いでいる。韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は18日、訪韓中の楊潔チ(ヤン・ジエチー、チは竹かんむりに褫のつくり)国務委員との会談で、中国側がハルビン駅への記念碑設置に同意したことに感謝の意を伝えた。

1909年10月26日、安重根はハルビンで伊藤博文を暗殺。その場で身柄を拘束され、旅順の関東都督府地方法院で死刑判決を受け、10年3月26日に死刑が執行された。安の義挙は当時の中国でも高く称賛され、孫文(孫中山)ら中国各界の名士はこぞって詩を詠んだ。周恩来は「中日甲午戦争(日清戦争)後、中国と朝鮮の人民による抗日運動は安重根の伊藤博文射殺事件から始まった」と話した。中国国民党の指導者・蒋介石も72年に韓国の安重根義士記念館に対し「忠烈千秋」の題字を贈った。しかしながら、現代中国では、安重根に対する評価は高くなく、その事績も広く知られていない。その理由の一つは、暗殺という行為が決して褒められるものではないことと、もう一つの理由は、日本との大局的な関係に配慮したためだ。

「事実は自ら語る」という。日本語メディアの情報によると、2006年に韓国人によってハルビン市に4メートル50センチの安重根の銅像が建設されたが、「外国人の銅像建設は認めない」として中国当局により撤去された。伊藤暗殺から100年にあたる09年、同市は駅近くの中央大街公園広場での記念式典開催を認めず、朝鮮民俗民芸博物館での開催となった。旅順市の戦争陳列博物館で安重根の特別展が開かれたが、「国際抗日烈士展示館」と安重根の名前は出さず、慰霊や記念式典は認めなかった。(翻訳・編集/NY)

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