日中両国は相手国にねじれたイメージを持っている―宮本元駐中国大使

Record China    2013年11月19日(火) 16時38分

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18日、中国日報網は、元駐中国大使の宮本雄二氏に対するインタビューを掲載した。写真は2012年9月、浙江省杭州市の反日デモ。

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2013年11月18日、中国日報網は、元駐中国大使の宮本雄二氏に対するインタビューを掲載した。インタビューは10月26〜27日に北京で行われた「第9回 東京−北京フォーラム」開催前に行われたもの。以下はその一部。

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問:日中両国は現在のこう着した状況を打開するため何をすべきとお考えか。

宮本氏:経済がグローバル化し、国家間の依存度が高まる今日、中国と日本は世界第2位と第3位の経済大国として、全世界の平和と発展において逃れることのできない責任を負っている。グローバル化という共通の目標を実現するために、中国と日本は安定的なパートナーシップ関係を保つことが大切だ。そのために両国は、大局的な立場から、こう着状態打開に向け全力を注がなければならない。

問:将来的に不安定な関係に陥るのを防ぐため、両国はどのような対策を講じるべきとお考えか。

宮本氏:日中両国は固い信念を持ち、良好なパートナーシップ関係を築いてはじめて両国の利益を最大化できる、と信じることが必要だ。その後で、両国関係における課題を処理し、誤解を解かなければならない。両国はともに、相手国に対しねじれた、おとしめられたイメージを持っている。相手国の真実の姿を見るように努めるべきだ。相手国が理解できる方法で、問題解決に一層努めなければならない。そのためには相手国の状況を深く研究する必要がある。そうしなければ、相手国が自分の国のやり方を理解できるかどうかを知ることはできないだろう。(翻訳・編集/NY)

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