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中国の人々はどんな「クラウド生活」を送っているか

配信日時:2020年3月30日(月) 10時50分

最近、オンライン形式で展開されるさまざまな活動が、人々の自宅での生活を彩りあるものにしており、新たな体験をもたらすとともに、未来の生活により多くの新たな可能性を切り開いた。調査によると、「クラウドオフィス」、「クラウド学習」、「クラウド食材調達」、「クラウド春景色観賞」が「クラウド生活」で多くの人が体験する項目となっており、調査回答者の86.8%が「最近の『クラウド生活』はこれまでよりずっと充実している」と答え、65.9%が「最近の『クラウド生活』は消費習慣がオフラインからオンラインへ転換するのを加速している」との見方を示した。

北京の事業機関で働く張■(王へんに諭のつくり)萱さん(仮名)は、普段は観光地めぐりが好きだが、新型コロナウイルスによる肺炎が発生してからはずっと外へ遊びに行っていない。張さんは、「最近は多くの観光地が360度撮影のオンライン観光遊覧サービスを開設した。2日前にも、河南省の竜門石窟のライブ配信を見た。専門のガイドが詳しく説明してくれ、オンライン質問コーナーもあって、とてもよい体験をした」と話した。

張さんによると、「感染症が最も深刻な時は、自分も夫もスーパーで買い物するとたくさんの人に接触するのが恐くて、毎晩ECプラットフォームで食材を注文し、翌日の朝に届くようになっている。ある時は火鍋がすごく食べたくなって、レストランはどこも閉まっていたので、火鍋のスープ材料から具材まで全部ECプラットフォームの『ワンストップ式』で調達した。翌日の昼には火鍋を食べられて、幸福感に包まれた」という。

最近働き始めた23歳の程芸芸さん(仮名)は、食事を作るのも食べるのもいつも1人で、味気ないと感じていた。感染症が発生してからは、しょっちゅう友人たちと一緒に「クラウドで食事を作り」、「クラウドでパーティ」、「みんなでおしゃべりしながら食事をして、とても賑やか」だという。

調査によると、86.8%の回答者が「最近の『クラウド生活』はこれまでよりずっと充実している」と答えた。

多くの人が体験する「クラウド生活」の項目には、「クラウドオフィス」(57.8%)、「クラウド春景色観賞」(53.4%)、「クラウド学習」(52.5%)がある。このほか「クラウド食材調達」(41.3%)、「クラウドバラエティプログラム」(38.2%)、「クラウド旅行」(21.2%)、「クラウドパーティ」(20.8%)などがある。

北京の民間企業で働く劉皓さん(仮名)は、最近家中が「クラウド」モードになったという。娘は「クラウド学習」をし、劉さんと妻は「クラウドオフィス」で働く。劉さんによると、「会社は何回か『クラウド会議』を開いた。1回目はみんな操作に不慣れで、オンラインにうまく対応できなかったが、今はすっかり慣れて、効果もまずまずだ。『クラウドオフィス』期間に会社に行ったのは3回だけで、書類の処理・発送、サインや押印などオフラインでないとできない業務を片付けた」という。

北京の事業機関で働く姜啓銘さん(仮名)は、「以前は週に2回ジムに通っていたが、春節(旧正月、今年は1月25日)前後の時期は行けなくなり、とても困っていた。今は毎日オンラインのフィットネス動画を見て体を動かし、トレーニングする十分な時間もあって、前よりも体の状態がよくなった気がする。ネットでダンベルやゴムチューブのような収納しやすいトレーニンググッズも買った」と話した。

56.6%の回答者が「感染症が終息しても『クラウド生活』を続ける」

張さんは、「企業とプラットフォームがこれからも『クラウドサービス』を提供するなら、自分はこれからも試したい。『クラウド生活』は私たちのライフスタイルや消費スタイルに大きな変化をもたらした。これまでは、オンライン消費は若い人々の間で特に流行していた。最近は、より多くの人がオンライン消費を受け入れ、試すようになった。さらに科学技術レベルの向上にともなって、オンラインサービスはこれからどんどんよくなっていくだろう」と話した。

劉さんは、「テレワークが活用される業界やポストがますます増えるだろう。この間、より多くの企業が『クラウドオフィス』を試しており、勤務モデルの刷新や資源配置などで、企業の運営に新たなアプローチを提供することになると思う。『クラウド教室』を主要な形態とするオンライン教育が最近は非常に注目されており、教育の新たなスタイルを切り開いたといえる」と話した。

程さんは、「『クラウド生活』は非常に面白いもので、食材の調達、旅行、病気の受診、スポーツなどさまざまなニーズを満たすだけでなく、社交的なニーズにも対応できて、極めて大きなポテンシャルがあると思う」と述べた。

感染症が終息した後も、人々は『クラウド生活』を続けるだろうか。回答者の56.6%が「これからも続ける。『クラウド生活』に慣れてしまった」と答え、20.2%が「続けない」と答えた。結果を比較分析してわかることは、今後も「クラウド生活」を続けるとした人の中では、80後(1980年代生まれ)が特に高い関心を示した一方、00後(2000年代生まれ)では「続けない」の割合が最も高く35.2%に達したことだ。

最近の「クラウド生活」の未来への影響についてたずねると、65.9%が「人々の消費習慣のオフラインからオンラインへの転換を加速させる」と答え、58.2%が「企業のテレワークモデルの発展を推進する」と答え、「オフライン業者のサービス・体験を向上させ、経営モデルを刷新する」が58.0%、「娯楽や病気の受診などに新たなスタイルをもたらす」が49.8%、「オンライン教育の発展を加速する」が41.3%だった。

華東交通大学心理素質教育研究院の舒曼常務副院長は、「『クラウド生活』は人々に新たな希望をもたらした。オンライン仮想市場は勢いよく発展し、オンライン教育やテレワークなどの業態を生み出し発展させた。長期的にみれば、『クラウド生活』がもたらすライフスタイルは、長続きするだけでなく、絶えず改善されてさまざまな段階、様々な状況にある人々のニーズに対応するようになる」との見方を示した。

今回の調査の回答者を年代別にみると、00後が7.7%、90後(1990年代生まれ)が38.2%、80後が40.1%、70後(1970年代生まれ)が10.4%、60後(1960年代生まれ)が3.1%だった。(編集KS)

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