武漢名物の桜や黄鶴楼、熱乾麺などが美しいジュエリーに!

人民網日本語版    2020年3月27日(金) 13時20分

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微博(ウェイボー)上では、ジュエリーデザイナーの方龍慧子さんがデザインした、ジュエリー版の武漢サクラマップが話題になっている。

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新型コロナウイルス感染が最も深刻だった湖北省武漢市にも春が訪れ、街中の桜も次々と美しい花をほころばせている。ただ、例年とは異なり、その花見客は少なく、ひっそりとしている。中国新聞網が報じた。

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そんな中、微博(ウェイボー)上では、ジュエリーデザイナーの方龍慧子さんがデザインした、ジュエリー版の武漢サクラマップが話題になっている。武漢大学や青山公園、ホテル・ホリデイインリバーサイド、東湖桜花園などの桜の名所をモチーフにしたとても美しいデザインのジュエリーとなっており、ネットユーザーたちから、「美しい武漢を見ているようだ」と絶賛されている。

武漢でジュエリーデザイナーをしている方龍慧子さんは、中国地質大学珠宝学院(GIC)でデザインを教える教師でもある。武漢が「封鎖」を発表した日、彼女は夫と共に、江蘇省揚州市の実家に帰る予定だったものの、悩んだ末、他の多くの人と同じく、武漢に残ることを選んだ。

新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた当初、恐怖と情報不足から、インターネット上では武漢や武漢の人々に対する偏見などネガティブな声が目立った。「憤りを感じ、心が傷ついた。その時、自分はこの都市が大好きなんだと気付いた」と話す方龍慧子さんは、自らの専門分野を活かして、武漢をテーマにしたジュエリーのデザイン画を作成し、美しい武漢を多くの人にちゃんと知ってもらうことにした。

方龍慧子さんは武漢の名所旧跡や建築物などをモチーフにしたデザインの作成から始めた。なかでも武漢を代表する歴史的建築物の「黄鶴楼」をモチーフにしたデザイン画はネットユーザーたちから高い評価を受けている。それは頭を空に向けた一羽の鶴が羽を大きく広げて黄鶴楼を守っている姿がデザインされている。

数年前の秋、方龍慧子さんは夫と共に、東湖の落雁島に遊びに行った際、メタセコイアの並木を初めて見た。夕日で赤く染まった空の下で、湖では水鳥が泳ぎ、メタセコイアの木は赤と黄色に染まっていた。思い出に残るその時の景色を彼女はジュエリー画に描き出した。

さらには武漢名物料理の熱乾麺や武昌魚、重油焼梅、三鮮豆皮、排骨藕湯、麻辣小龍蝦などのお馴染みのグルメをモチーフにしたユニークなジュエリーも、ネットユーザーたちの目を楽しませている。

武漢が封鎖されてから数十日の間、デザイン画の作成が方龍慧子さんにとってストレス解消法となり、作品数はどんどん増えていった。「武漢の桜、江漢関大楼、中国十大古琴曲の一つ『高山流水』の舞台とされる場所・古琴台、漢口江灘のススキ、湖北省博物館、グルメなどを、自分なりのスタイルで記録し、多くの人に美しい武漢を知ってもらいたい。また、武漢がジュエリーのように永遠に美しく輝くことを願っている」と方龍慧子さん。

武漢シリーズのジュエリーデザイン画には、ネットユーザー1万人以上から「いいね!」が寄せられているほか、次々と転載されている。また、「このデザイン画を見て、武漢が好きになった!」、「ジュエリーが実際に作られたら、爆買いする!」などの声が寄せられている。

ネット上で大きな注目を浴びるようになったことについて、「予想外。デザイン画を作成し始めた時は、実用性や実際に作る時のコストなどは考えず、どうしたら華やかで美しくなるかだけを考えていた。そのため、デザイン画通りにジュエリーを作れば、コストがとても高くなる」と方龍慧子さん。そのため、それらをブローチなど実用性のある文化クリエイティブグッズにアレンジして、商品化できないか試みているという。(編集KN)

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