2013年11月18日、中国で社会現象を巻き起こした音楽オーディション番組「中国好声音」（The Voice of China）で、台湾の人気アーティストのジェイ・チョウ（周杰倫）が来年の第3回に出演しない意向を明らかにした。聯合報が伝えた。

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2010年にオランダで放送され、世界15カ国以上がフォーマットしている「ザ・ヴォイス」の中国バージョン。4人の音楽人が出場者をそれぞれ“弟子”にとり、勝ち残りバトルを繰り広げるもの。中国では昨年スタートして社会現象を巻き起こし、今年もその勢いをキープ。3回目を迎える来年の“先生役”の顔ぶれとして、台湾の人気アーティストのジェイ・チョウとワン・リーホン（王力宏）の名が浮上していた。

ジェイとリーホンの名前については、このほど「中国好声音」の総監督が中国メディアの前で語ったもの。「2人にオファーを出した」と、ラブコールを送ったことを明らかにしていた。

18日、ジェイの個人事務所｢杰威爾音楽有限公司｣では、「そのようなオファーは届いておらず、また出演するつもりもない」とコメントを発表。中国メディアの報道とは、かなりの食い違いが見られる。

中国では今年、「中国好声音」の二番煎じを狙うかのように、音楽オーディション番組が続々と放送された。もしジェイがこれらの番組に“先生”として出演した場合、今年の最高額ギャラとされた女優チャン・ツィイー（章子怡）の1200万元（約2億円）を抜き去り、1500万元（約2億5000万円）は固いと言われる。（翻訳・編集/Mathilda）