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日本人俳優が北京で隔離、「中国の方が日本より安全」と感嘆―中国メディア

配信日時:2020年3月27日(金) 19時20分
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26日、環球時報は、日本人俳優が北京での隔離生活の感想を述べるとともに「中国は日本より安全だ」と語ったとする記事を掲載した。写真は美濃輪泰史氏提供。
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2020年3月26日、中国メディアの環球時報は、日本人俳優が北京での隔離生活の感想を述べるとともに、「中国は日本より安全だ」と語ったとする記事を掲載した。

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記事は、現在北京のホテルで集中隔離措置を受けている日本人俳優・美濃輪泰史氏に環球時報の記者が26日にインタビューを行ったと紹介。美濃輪氏は「中国の防疫は空の上から始まった」とし、10日に東京から北京へ向かう旅客機の中で、マスクに手袋、ゴーグルをした客室乗務員から健康状態申請カードへの記入や、過去14日間の滞在地、中国滞在予定地、滞在の目的、現在の症状の有無について細かく回答することを求められたほか、空港到着後には検疫所で体温測定やのどの粘膜を採取してのウイルステストが行われ、問題ないことが確認されてようやく入国が認められたと明かしたそうだ。

美濃輪氏はさらに、入国後にバスでエキシビションセンターまで移動させられ、再び健康診査と、住所と連絡先などの記入を行ったのち、タクシーで北京市通州区の自宅に戻ることができたが、その際も防護服を着た検疫担当者が同行していたと紹介。さらに、到着が深夜になったにもかかわらず、団地の管理委員会担当者が家の入口に待機し、検疫担当者から美濃輪氏の状況について引継ぎを受ける一幕もあったと説明している。

引継ぎを終えた管理委員会担当者から「14日間自宅隔離措置を取るので外出しないように。買い物はネット上で注文すれば管理委員会の担当者が玄関先まで届けます。ごみも玄関先に出しておけば担当者が回収します」と伝えられたという。管理の厳格さを感じながらもやや甘く見ている部分があったという美濃輪氏は、隔離開始の翌日、コンビニエンスストアに買い物に出た。短時間で戻ったものの、監視員にしっかりと目撃されており、説教を受けたとのことだ。

美濃輪氏はその後、入国時に自宅隔離の申請をしていなかったことから、20日になって同市内のホテルに移動させられ、さらに2週間の集中隔離を受けることになった。

環球時報のインタビューに対し、美濃輪氏は「実家が東京の隣の千葉にあるが、多くの人がマスクをしないで外出している。テーマパークは休園し、学校は休校になっているが、政府は厳しい管理措置を講じていない。日本はウイルス感染にあらがう決心も危機意識も危機管理能力も足りず、問題が起きてから対処療法的に手立てを講じるが、時すでに遅しといった感が否めない」と話したという。

一方で、「中国はウイルス対策により積極的で、予測も決断も準備も行動も早い」とし、「これは日本には難しい。今、日本の感染状況はますます厳しくなっており、日本政府は速やかに強力な措置を出す必要がある」と語ったという。

また、美濃輪氏は5月に日本に戻る予定があるとした上で「現状では、日本の感染状況は効果的な抑制が難しいだろう。中国の状況は好転している。今は中国の方が日本より安全だ」と述べたという。

なお、環球時報で中国を称賛し、日本の状況を批判するような話しぶりを見せた美濃輪氏は、26日に自身のツイッターアカウントで隔離中の自身の様子を撮影した写真を多数掲載。その中には「中国北京、集中隔離されてるホテル。2週間は部屋から一歩も外に出られない。苦痛」「中国北京にて、自宅にいきなり警察官が押し寄せてきて私を集中隔離するために強制的に連れ出されました」「中国北京にて、集中隔離されるホテル。これから14日間は部屋から出れない。隔離というより拉致監禁」など、「本音」とみられる書き込みも見られた。(翻訳・編集/川尻

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