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「傍観」「北朝鮮擁護に没頭」と韓国各紙、海洋水産部職員の射殺事件で文政権批判強める

配信日時:2020年10月3日(土) 12時20分
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韓国海洋水産部の職員を北朝鮮が射殺したなどとされる事件で、韓国各紙が文在寅政権批判を一段と強めている。「傍観」などと非難。「北朝鮮擁護に没頭」などともやり玉に挙げた。

北朝鮮韓国海洋水産部の職員を海上で射殺し、遺体を焼却したとされる事件をめぐり、韓国各紙が文在寅政権や軍への批判を一段と強めている。状況を知っていたにもかかわらず「保護もせずに傍観」などと非難。その後の対応についても「北朝鮮擁護に没頭」などとやり玉に挙げた。

9月22日に発生した事件について、朝鮮日報は「国防部は海洋警察が捜索を実施する間、行方不明の職員が22日午後に北朝鮮の登山串付近まで移動したことを確認した」と指摘。「(無線)傍受を通じ、北朝鮮軍の大尉級艇長が上層部に『殺せということか』と再確認していたことも把握した。少なくともこの時点では職員が生きていたというわけだ。しかし、国防部は北朝鮮軍が職員を銃撃・殺害し、遺体を焼却するまで、事実上何の措置も取らなかった」と続けた。

同紙は社説で「北朝鮮が2008年に金剛山で韓国人観光客を射殺した時は金剛山観光が中止された。ところが文政権は北朝鮮が海を漂流していた海洋水産部職員を射殺すると、逆に北朝鮮観光をしようと言い出した。与党のベテラン議員は『18年に終戦宣言ができていたら不幸な事態はなかっただろう』と北朝鮮を擁護した」と論難。「たとえ越北者だとしても人間だ。人間が海で6時間も調査されて、銃で撃たれて死んだ後、焼却されるはずはない。詭弁(きべん)とこじつけで北朝鮮を擁護するにしても、あまりにもひどすぎる」と語気を強めた。

中央日報も社説で「今回の事件の本質は、北朝鮮軍が海で行方不明になった韓国国民を救助するどころか銃で射殺した後に燃やしたという反倫理的な行為だ。にもかかわらず一部の人たちはあきれるような表現で、北朝鮮の残酷な行為に怒りを感じている国民感情に火を付けた」と断罪。「金正恩・朝鮮労働党委員長の許可や指示があったかどうかは分からないが、金委員長に総体的な責任がある。従って金委員長に対して蛮行を糾弾し、真相究明および関係者の処罰を求めるのが正常だ」と強調した。

社説は「金委員長を『啓蒙君主』『度量が大きい指導者』などと称賛する人たちの考えには怒りを越えて悲しみを感じる。SNSでは『悲惨だ』『北に対する文政権の片思いに金正恩が韓国人銃殺で応えた』という非難が多い」と言及。「国民が犠牲になる間、青瓦台(韓国大統領府)と政府、軍はいかなる措置も取らずに見守っているだけだった。一部の政界関係者は北朝鮮擁護に没頭している。国がこうした状況になるまで何が問題だったのかをまず反省し、北朝鮮には責任を問うてこそ、正常な国でありオピニオンリーダーだといえる」と主張した。(編集/日向)

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