【CRI時評】疫病の危機が差し迫っても、一部の政治家は汚い手口に執着

CRI online    2020年3月26日(木) 22時20分

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「G7外相会議における米国国務省の提案はレッドラインに触れた。ウイルスにレッテルを貼り、こうした類の情報を振りまこうとする行為には同意できない」。CNNの報道は25日、欧州のある外交官の評価を引用した。これは米国のポンペオ国務長官が「武漢ウイルス」という言葉をG7外相会議の共同...

「G7外相会議における米国国務省の提案はレッドラインに触れた。ウイルスにレッテルを貼り、こうした類の情報を振りまこうとする行為には同意できない」。CNNの報道は25日、欧州のある外交官の評価を引用した。これは米国のポンペオ国務長官が「武漢ウイルス」という言葉をG7外相会議の共同声明に盛り込もうとして、出席国から拒絶されたことを直接指している。ポンペオ国務長官の荒唐無稽な振る舞いのために、G7外相会議は共同声明を発表できなかった。

 ポンペオ国務長官のG7での小細工は米国国内でも猛烈に糾弾されている。米国のマクロック元国務次官補は、「ニューヨーク市では死体安置所が既に満杯で、病院も医療崩壊に直面しているのに、救命設備もまだ届いていない。ウイルスに名前をつけるなどということがG7の議題になるのか」と述べた。米国ブルッキングス研究所の杜如松(ラッシュ・ドシ)主任研究員は、「世界的に感染症が蔓延している時期に新型コロナウイルスを『武漢ウイルス』と呼ぶことの是非の論争がG7外相会議の共同声明を台無しにしたことは、まさにぶち壊しで、しかもこれは指導力とは相反するものだ」と批判した。

 米国本土で1月20日に最初の感染例が確認されてから3月13日に「国家非常事態」が宣言されるまで、米国政府は2カ月近い時間をなすすべもなく浪費し、中国が莫大な代価を払って世界のために稼ぎ出した最初の「機会の窓」を無駄にした。米国の一部の政治家は未だに人の耳目を惑わし、「過ちを他国のせいにする」手口を使うことで、米国に第二の「機会の窓」を棒に振らせようとするのか。

 主要20カ国・地域(G20)指導者の新型コロナウイルス肺炎対策サミットは26日にビデオ会議で行われる予定だ。国際社会はG20が再び指導力を発揮して、各方面の力を動員し、共同で感染症と立ち向かい、世界経済を安定させることを遍く期待している。中国は既に、G20のメンバー国と共に、今回のサミットが前向きで実践的な成果を勝ち取ることを共同で推進することを願うという明確な態度を表明している。米国の一部の政治家が国際的、国内の理性的な声に耳を傾け、中国に汚名を着せる行為を直ちに停止するよう希望する。これは米国が差し迫った感染症との闘いに打ち勝つ手助けにならないばかりか、感染症と闘う国際協力を甚だしく妨害するものだ。(CRI論説員)

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