広東の「獅子舞文化」描いた短編アニメが国際的な賞を受賞

人民網日本語版    2020年3月26日(木) 12時10分

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広東省のアニメ製作会社である咏声動漫傘下の鉄風扇工作室が製作した短編アニメ作品「獅子学獅」が先ごろ、第7回インド・ダルバンガ国際映画祭で、国際短編映画部門の最優秀短編映画賞を受賞した。

広東省のアニメ製作会社である咏声動漫(WINSING ANIMATION)傘下の鉄風扇工作室が製作した短編アニメ作品「獅子学獅(Lion Dance)」が先ごろ、第7回インド・ダルバンガ国際映画祭で、国際短編映画部門の最優秀短編映画賞を受賞した。広州日報が伝えた。

「獅子学獅」は鐘裕監督が製作した初の短編アニメ作品。鐘監督はこれまで映画「猪猪侠(GG Bond)大電影之英雄猪少年」や「猪猪侠大電影之不可思議的世界」の監督を務めた。広東人である鐘監督はずっと、自分が得意とするアニメーションで広東らしさあふれるストーリーを描きたいと考えてきた。鐘監督は広州で長く暮らすうちに、この都市には掘り起こすべき題材が数多くあり、特に嶺南地区らしさあふれる「獅子舞文化」がそれに値すると気づいた。

創作に取りかかる前に、製作チームは何度も広州や仏山などでロケハンを行い、獅子舞チームのメンバーの元を訪ね、この長い歴史を持つ文化を理解し、さらには彼らに獅子舞の足さばきを習った。取材から戻ると、彼らはアニメーションの技術を用いて、中国カンフーと広東省を中心とした広府文化の「獅子舞」を見事に融合させ、さまざまな高難度の動作をアニメでリアルに再現し、広東獅子舞の「新しい・高さがある・難度が高い・危険度が高い」という特色を存分に表現し、中華伝統文化に全く新たな生命力を注ぎ込んだ。

「獅子学獅」は咏声動漫が発起した「アニメ監督助成計画」によるものだという。この計画は3年前に発起され、毎年3-5件のプロジェクトを選んで助成対象とし、プロジェクトのインキュベーションをサポートしている。これについて、咏声動漫の董事長で「猪猪侠」の創始者である古志斌氏は、「最も優れた作品で世界に中華文化の精神と価値観を伝えることは、咏声動漫の一貫した目標であり、使命だ」と語っている。(編集AK)

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